スポーツライター・島田明宏が競馬界の「今」を熱視点で語る!
島田明宏
東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所事故の影響で開催が中止されていた福島競馬場に、今年4月7日、1年5か月ぶりにファンファーレが鳴り響いた。その4月7日に開幕した開催は「福島...
去年は震災の影響で東京開催にスライドされたため、三冠競走の皮切りとなる皐月賞が中山競馬場で行われたのは2年ぶりのことだった。現場に行ってつくづく思った。やはり中山でやってこそ皐月賞...
ドバイから帰国した翌日、「週刊競馬ブック」の連載エッセイを送り、クルマの定期点検のため品川駅近くのディーラーを訪ね、金、土は「優駿」の取材で、1年5か月ぶりに競馬が開催された福島競...
先月末から今月頭にかけて6泊9日に及んだドバイ取材を思い返してみて、パッと思い浮かぶのは――。スタンド前からの発走となったドバイワールドカップで、ハナを切ると思われたスマートファル...
日本時間の3月26日、月曜日の夜10時成田発の飛行機に乗り、こちらの時間の27日、火曜日の早朝ドバイに入った。空港からそのままメイダン競馬場に行き、スマートファルコンの追い切りやト...
去年まではドバイワールドカップと高松宮記念が重なっていたため(ドバイミーティングは土曜日だが)、ドバイ取材を慣例としている私は高松宮記念観戦を諦めざるを得なかった。ところが今年はド...
「愛するということは、お互いを見つめ合うことではなく、ともに同じ方向を見つめることである」これは、小説『星の王子さま』の作者として知られるアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの言葉...
先週、ジョワドヴィーヴルがチューリップ賞でよもやの3着に敗れた。ウオッカやダイワスカーレット、そしてジョワドの姉のブエナビスタなど、男まさりの強さを見せる牝馬がいて当たり前という状...
火曜日は福島県南相馬市、水曜日は福島競馬場、木曜日は北海道安平町と移動し、今、札幌の生家でこれを書いている。移動中の退屈しのぎに私はいつも本を持ち歩いている。だいたいは小説なのだが...
私は、「どんなレースにも意味がある」という前提で競馬を見ている。その「意味」というのは、日本の競馬界の変化や進化に関するものだったり、自分の馬券や好きな馬の今後に関するものだったり...
フェブラリーS、高松宮記念、NHKマイルC、スプリンターズS。これら4つのGIに共通しているのは、かつてはGIIやGIIIだったが(レース名や条件を変えたり変えなかったりしながら)...
あとになってから、あれも書いておけばよかった、これも書いておけば……と思う作品のほうが、書き切ったように感じた作品より、むしろ出来がいいものだ。以前、私淑する伊集院静氏にそう言われ...
どうやら私はかなりセコいようだ。これまで何度か言われたことがあるのだが、それが欠点だと思ったことがないので、直そうと思ったこともない。ということで、セコさがバレてしまった直近のエピ...
今週月曜日、1月23日に行われたJRA賞授賞式に、本稿での「公約」どおり、体重が今より20kg以上重い90数kgのときに買ったタキシードを着て出席した。その格好で最寄り駅まで歩いた...
年明けから2週間ほど札幌に滞在していた。その間、1日2食しかとらず、毎日雪かきをし、さらに腕立て伏せと腹筋を繰り返していたのだが、体重は500グラムほどしか減らなかった。身長178...
先週の金曜日、前回の「熱視点」の原稿を編集部に送った数時間後、『消えた天才騎手最年少ダービージョッキー・前田長吉の奇跡』(白夜書房)が2011年度JRA賞馬事文化賞を受賞したという...
今、札幌の実家でこの原稿を書いている。両親がともに要介護で、車椅子が必要な父は3年前から入院中、右手の動きと言葉に問題がある母はこの一軒家で独居状態なので、ちょくちょく帰省しては家...
今年の有馬記念には去年の有馬の1〜7着馬のうち6頭が出てくる。出走馬13頭のほぼ半数である。予想原稿などを書くとき、フルゲート18頭だとして同じ前走に出た馬が4、5頭いれば「××の...
平日の昼間だから空いていると思っていたのだが、行きつけの理容室は一杯で、漫画を読みながら待っている客もいた。待つことが勝ち馬予想と同じくらい苦手な私は馴染みの理容師に声もかけず、通...
12月11日(日)の阪神JFには、ある大記録がかかっている。サウンドオブハートの手綱をとる武豊騎手の24年連続JRA・GI制覇、である。年内に残っているGIはこれと朝日杯FSと有馬...
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