日刊競馬編集長でお馴染みの柏木集保が、先週の重賞レースを独特の視点で回顧します
柏木集保
勝負の明暗を分けたのは仕掛けるタイミング3歳牡馬シックスペンス(父キズナ)が、1着から10着まで0秒5差のまるでハンデ戦のような大接戦を切り抜けてGII毎日王冠を制した。最近6年間...
ドゥラメンテ産駒の可能性を広げた1番人気だった春のGI高松宮記念で10着だった(レース後に骨折が判明)4歳牡馬ルガル(父ドゥラメンテ)が、半年ぶりの一戦で鮮やかに復活した。3歳牝馬...
心身の成長を示した鮮やかな逃げ切り勝ちを決めたメイショウタバルは、春の「皐月賞17着→日本ダービー(出走取り消し)」。2着ジューンテイクは「日本ダービー10着」。3着したショウナン...
確かな成長を感じた一戦例年より出走馬全体のレベルにちょっと疑問があり、今年は出走馬14頭のうち11頭までが2勝クラス以下の組み合わせ。結果もそれを反映するように、「皐月賞、日本ダー...
世界相手への挑戦に期待前日7日の「紫苑S」芝2000mで従来の記録が0秒5も更新される1分56秒6のコースレコードが飛び出し、8日は2歳の新馬芝1600mで「1分32秒8」の2歳コ...
鞍上のペース判断が勝利に導く良馬場に恵まれ、果敢に行くはずの4歳牝馬アリスヴェリテ(父キズナ)のいる今年は速いペースが予測された。だが、レース直前の人気馬ライトバック(父キズナ)の...
スムーズさ欠いたナムラクレアの巻き返しにも期待5歳牡馬サトノレーヴ(父ロードカナロア)が、6月の「函館スプリントS」に続き北海道シリーズのスプリント重賞2連勝を達成した。洋芝札幌の...
プログノーシスの巻き返しに期待今年は6歳馬がGIIになって以降、断然最多の7頭も出走し、出走馬(実質11頭)の過半数を占める組み合わせだった。上位5着までのうち4頭が6歳馬だった。...
展開が向かず敗れた馬も巻き返しに期待快速マイル重賞の「関屋記念」は最後の直線が659mもあるので、流れが落ち着くケースが非常に多い。外回りなので、4コーナーからは直線1000mのコ...
今後の成長にさらなる期待新体系となったダート三冠最終戦のジャパンダートクラシック(10月2日・大井2000m)への優先出走権を獲得したのは、断然の1番人気に支持された2勝馬ミッキー...
2着ボンドガールも成長を見せた2000年から3歳馬以上の夏の牝馬重賞となって、好走馬の中に2000年トゥザヴィクトリー(のちにドバイワールドC2着)、2003年ファインモーション(...
最大の勝因は陣営の勝利への姿勢近年では、2021年、2022年と同じように「中京記念(ハンデ戦)」は小倉の1800mにコースと距離を変更して行われた。ただ、その2年と大きく異なった...
秋には大舞台を目標に前日の「函館2歳S」を史上初めて北海道以外でデビューした2歳牡馬サトノカルナバル(父キタサンブラック)が快勝した。日曜日には2005年のエリモハリアー(父ジェネ...
七夕賞を制したレッドラディエンスの今後にも期待福島の「七夕賞」を制したレッドラディエンスは、ディープインパクトの残した最晩年に近い2019年生まれの5歳牡馬。2歳夏のデビュー戦こそ...
上位人気3頭の成長に期待夏のローカル重賞にはハンデ戦が多く、難解なレースになることが多いが、2006年からハンデ戦になったこのレースは、まだキャリアの浅い3歳馬のハンデ戦。春のGI...
コース選択が大きく明暗を分けたレース中も降雨に見舞われた重馬場の「宝塚記念」。快勝したのはもっとも小柄な馬体(428キロ)で、スタミナはあり、また重馬場もこなすが、見方によっては非...
ベテラン騎手を彷彿とさせる絶妙なペース判断前走の京都内回り2000mを逃げ切ったアリスヴェリテ(父キズナ)の中身は、【前半56秒8-後半61秒0(上がり37秒2)】=1分57秒8。...
秋の中距離路線の主役へ立て直しに成功し、1番人気に支持された4歳牡馬レーベンスティール(父リアルスティール)の、着差や時計が示す以上の圧勝だった。パドックでは、今回も失速した新潟大...
2着ナミュールも秋は巻き返し必至稍重発表で、近年のように1分31秒台は無理。1分32秒台前半の決着が予測された。多くのファンが予測した通り、勝ち時計は「1分32秒3」。その前後半8...
56歳での勝利は世界に誇れる素晴らしい記録メイショウタバルの出走取り消しでスローの展開が予測された。思い切って主導権を握るのはどの馬か。スタート直後に気合をつけて行く構えを見せたの...
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