日刊競馬編集長でお馴染みの柏木集保が、先週の重賞レースを独特の視点で回顧します
柏木集保
一直線に内を狙ったのが大正解だったレース直前に波乱を予感させるかのような豪雨があったが、結果は昨年の「安田記念」を1分32秒2で差し切ったソングライン(父キズナ)が、まったく同じ1...
「50代でGI優勝騎手」の仲間入りを果たした名手・内田博幸雨の稍重馬場。一段と混戦ムードとなった中、鮮やかな差し切りを決めたのはベテラン内田博幸騎手の9番人気の牡馬シャンパンカラー...
C.ルメール騎手の絶妙な勝ち方鮮やかに天皇賞(春)を制した4歳ジャスティンパレス(父ディープインパクト)は素晴らしかった。同時に、あまりにも残念だったのは、連覇がかかっていた1番人...
「1強」状態の牝馬クラシック戦線に待ったをかけるか東京の芝コースの経験がある馬は2頭だけ。2勝馬は1頭だけ。さらにはここが2戦目の馬が3頭もいる組み合わせで、みんななんとか優先出走...
ふつうならタスティエーラの完勝だった「桜花賞」のリバティアイランドも強烈だったが、ソールオリエンス(父キタサンブラック)の皐月賞は、場内にリプレイ画像が流れると驚きのどよめきがさら...
能力を信じ切った度胸満点のレース運びリバティアイランド(父ドゥラメンテ)の衝撃の桜花賞だった。鋭い切れ味で上回ったというより、ゴール前の大きなストライドにはまだ余力さえ思わせ、迫力...
昨年負けた天皇賞(秋)を大目標にジャックドール(父モーリス)のGI初制覇は、武豊騎手のJRA、GI勝利ジョッキー最年長記録(54歳19日)であると同時に、前人未到のGI「80勝」だ...
またも天気に祟られた高松宮記念今年もまた渋馬場にたたられた。4年連続して「重、不良」馬場が連続したことになった。勝った7歳ファストフォース(父ロードカナロア)は、5歳時の2021年...
遅れて台頭の新星が出現今年の牡馬クラシック路線は、当初のランキング上位のドゥラエレーデ、ドルチェモアなどが別路線予定なので、明確な勢力図が描けなかったが、このスプリングSでは遅れて...
難しい面が残るもさらに上昇すること必至予測された以上にレースの流れはスローになり、前後半のバランス「前半60秒9-後半58秒9」=1分59秒8。レース上がり「46秒7-34秒6-1...
トライアル戦へ文句なしの有力候補ここが3戦目になるタスティエーラが、2015年の勝ち馬だった父サトノクラウンと同じように3戦目で皐月賞トライアルの弥生賞ディープインパクト記念を快勝...
世代交代を思わせる一面もGI級の好カードを制したのは、ベテラン7歳のヒシイグアス(父ハーツクライ)だった。風が強かったためもあり、先手を奪った武豊騎手のドーブネ(父ディープインパク...
レース全体が追い込み競馬の中、先行して抜け出し快勝1番人気のレモンポップ(父LemonDropKidレモンドロップキッド)の着差以上の完勝だった。カフェファラオ、ジュンライトボルト...
素晴らしい勝ち時計で牡馬クラシック候補に再浮上クラシックを狙う牡馬の、近年の最大のポイントレースになる共同通信杯を制したのは、ファントムシーフ(父ハービンジャー)だった。途中からハ...
大きく変化したクラシック路線3歳牡馬のクラシックを展望するスケジュールは大きく変化した。近年は2月の「共同通信杯」をステップにしてレース間隔を空けた「2012年ゴールドシップ、20...
フェブラリーSで3度目の対戦が実現か初重賞制覇を達成した5歳牡馬レモンポップ(父LemonDropKidレモンドロップキッド)はこれでダート【7-3-0-0】となり、半馬身差2着の...
今回がまだ7戦目だった4歳馬2頭の本格化はこれから3歳クラシックを展望するグループのスケジュールが大きく変化しているのと呼応するように、4歳以上の古馬陣の年間スケジュールも確実に変...
テン乗りイーガン騎手の手綱さばきも光った見事な勝利トップハンデの初の59キロが心配され、最終的には2番人気にとどまった6歳ヴェルトライゼンデ(父ドリームジャーニー)の実力勝ちだった...
牡馬相手に鮮やかに重賞制覇シンザンを称えるこのレースは、調整の難しい冬場でもあり、春を展望する馬のスケジュールに入れにくいマイル戦だった。だが、クラシックに向かうレースを絞る手法が...
冷静なペース判断が光った勝利前身となったラジオNIKKEI杯2歳Sなどの時代を含めて、今回は初の18頭立て。キャリアの浅い同士の2歳戦。素質や、現時点での能力を出し切れるとは限らな...
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