日本ダービーの実況を16年間担当した長岡一也が競馬と人生観を語る
長岡一也
メジロファントムが大往生を遂げました。ファントム戦闘機との異名をとり、足掛け7年にもわたって現役を続け、44戦5勝、東京新聞杯と目黒記念を勝っていました。天皇賞と有馬記念に挑戦する...
粘り強く、そして諦めない、そうしたタフな姿に心打たれるとき。この時代、特にそんなものに胸打つのではないでしょうか。ハルウララのように負け続けても、その都度立ち上がるところに、競馬を...
残りのチャンピオン・シリーズが師走のターフをにぎわすことになります。ここを目標に精一杯の戦いがくり広げられますが、最大の関心は年度代表馬。当然、有馬記念の結果次第のところがあり、春...
毎年ジャパンCには、様々な陣営が馬を送り込んできます。今年は、アイルランドの天才調教師エイダン・オブライエンがパワーズコートを出走させます。クールモア牧場の専属調教師というだけで、...
今またオグリキャップを想い起こすときがやって来ました。あの平成2年の有馬記念、中山競馬場は17万8千人のファンで埋め尽くされました。早朝からの異様な雰囲気は、手綱を託された武豊騎手...
人と馬、そのバランスがどうであるかは、大レースになるほど大きな意味を持つことになります。人3馬7、これが昔から言われているバランスですが、G1になれば、それが人5馬5になり、騎手の...
終始一貫して1頭の馬を追い続ける純粋さが報われるのは、嬉しいことです。ここ3年、シンボリクリスエス、ゼンノロブロイ、ハイアーゲームと世代の中からピックアップし、そのいずれもに青葉賞...
難しいG1戦が続きます。去年の菊花賞が安藤勝己騎手、そして今年が岩田康誠騎手と、目立つのは騎手。3000mを戦うのに、あまり距離を意識しない積極性が功を奏しているように思えてなりま...
紙一重どころか大はずれ、でもそこそこの馬たちが上位に来ていた秋華賞だったんですが、ダンスインザムード一本かぶりのレースでは、やはり大はずれでした。スイープトウショウがああいうレース...
馬券に攻略法があるのか、これは競馬をやり続ける者にとり永遠のテーマでしょう。その証拠に、この種の本は、入れ替わり立ち替わり登場し続けています。何か勝つ為の方法があるのではないか。今...
本格導入された新種馬券の3連単は、どういう買い方になるのかと思っていたら、フォーメーションとかマルチという方式が考案され、一応チャレンジしやすくされていました。ただ、何通りになるの...
秋もキングカメハメハかなと思わせる強さでした。他のクラシック馬が苦戦する中、あの爆発力は目立っています。混合戦で3歳馬が古馬を圧倒するシーンを見ていると、秋の天皇賞もという気持ちに...
あとひと月たつと秋華賞、菊花賞を迎えます。3歳馬の秋、その勢力図にどんな変化があるのか。天皇賞に向かうものもある牡馬の方は、菊花賞の顔ぶれがどうなるのか気になります。変則2冠馬キン...
大わらわ、やはり新種馬券におどらされていました。異口同音、口をついて出る言葉は馬単や3連複さえ当たらないのに、3連単なんて無理じゃないですか。しかし、レースを前にしての期待感はこれ...
待ちに待ったと言うべきかどうか、いよいよ3連単が全国的にスタートします。様々な種類の馬券の中でも最もギャンブル色の強いもので、それだけに魅力はあります。試行発売された札幌では、一応...
夏のローカル開催も大詰め、オリンピックも終わって、ようやく平常に戻っていくような心境です。先週は新潟でシンボリルドルフメモリアルのファン感謝デーでした。この最強馬の辿った蹄跡を見る...
競馬も少しずつ秋の舞台に立つ準備に入っています。クイーンS、札幌記念は、確実に秋のタイトル戦につながっていき、待ち受ける強豪たちとぶつかる日に備えています。ファインモーションが勝利...
はくぼ競馬に続いて札幌での3連単馬券の先行発売と、とにかく手を尽くして活気を取り戻すべく策が講じられています。これがどう受け止められていくか、今後の競馬の在り方に大きな影響を及ぼす...
はくぼ競馬も、函館から札幌へと移ります。日本中央競馬会創立50周年事業のひとつとして行われていますが、問題は今後どうするかです。今回の成果を分析し、来年以降にどうつなげていくか、こ...
その昔、作家の佐藤愛子さんは、「馬はハンサム、馬券は単勝」とおっしゃいました。今、競馬は基本に戻るときではないでしょうか。佐藤さんの言葉がとても新鮮に感じられます。とにかく馬券の種...
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