岩手の怪物トウケイニセイの生産者・田中哲実が生産地の「今」をレポート!
田中哲実
去る10月7日より11日にかけて静内で行われた「HBA10月市場」は、予想を上回る厳しい結果となって幕を閉じた。サラブレッド1歳の上場馬は欠場が相次いだものの結果的には昨年を約10...
競馬の世界は依然として古い習慣が残っているようで、その一つがこの輸送日に大安吉日を選ぶことだ。10月14日の体育の日はちょうど大安吉日と重なり、各地では結婚式などもたくさん行われた...
去る10月6日(日)、JRA日高育成牧場にある一周1600mダートコースを使って、伝統の浦河競馬祭が開催された。これは、新冠の「駒まつり」と同様、馬産地の代表的な草競馬で、この日集...
相変わらずの不景気で生産地も青息吐息である。10月7日(月)より始まる「10月市場」の名簿が届いたものの、上場予定頭数がついに1000頭を超えた。昨年より100頭も増加していること...
9月23日に盛岡競馬場で行われた「第17回ダービーグランプリ」。今年は武豊騎乗のゴールドアリュール(父サンデーサイレンス)が断然の人気となり、レースもそのまま人気通りの圧倒的な強さ...
私の住む浦河町絵笛は戸数約60戸。牧場はそのうち30軒程度の小さな集落である。それぞれの規模も基本的には中小牧場がほとんどだ。にもかかわらず、このところ生産馬の大活躍が目立つ。先月...
9月市場はアラブとサラブレッドの市場が一緒に行われる。前半の二日間(8/31と9/1)がアングロアラブの1歳市場である。低調ムードに終始したサラブレッド市場と比較すると、こちらはと...
7月に入ると同時に相次いで今年生まれた当歳馬の市場が二個所で開催された。日高軽種馬農協主催の「7月市場・サラブレッド当歳」(静内・北海道市場、7月1日)と、その一週間後に苫小牧市・...
ほとんど一斉に始まった今年の一番牧草の収穫作業。6月17日頃からのスタートとなったが、連日の好天に恵まれ、ほとんどの牧場が6月一杯で主要な採草地での収穫を終えた。私の牧場でも、かっ...
つい先週まで朝晩はストーブのお世話にならなければ過ごせないほどの「寒さ」だった日高も、ようやく17日になって久々の晴天に恵まれた。この時期、天気が良くなればイコール牧草である。「ま...
3月4月はまだ余裕の表情を浮かべていた生産者も、さすがに5月になるとかなり真剣な様子になり、そして6月を迎えると「焦り」が出て来る。繁殖牝馬の種付けのことである。私の通う診療所(も...
いよいよ今年最初の2歳馬によるトレーニングセールが始まる。〆切の関係で、その詳細な結果を今回お伝えできないのがやや残念だが、昨今の競馬を取り巻く厳しい環境を思うと、期待よりも不安の...
このところほぼ毎日、馬運車で種付けか診療所通いである。毎年のことだが、大型連休はこの仕事を始めてから一度も縁がないままだ。私だけではなく、生産者全員が多分そうだと思う。今日も同年輩...
三月と四月は出産ラッシュとなる。この時期の生産者の挨拶は「何頭生まれた?」「牡と牝の割合は?」などという“出産ネタ”が多くなる。いずれにしても、生産者にとっては気の抜けない時期だ。...
4月10日より道営競馬が開幕する。11月21日まで83日間の開催。門別を皮切りに札幌、旭川と転戦し、また門別に戻る日程だ。とにかく累積赤字158億円にも達する道営は、各地の地方競馬...
2月下旬あたりから、日高の国道を行き交う馬運車の数が増え始めた。もう早くも種付けが始まっているのである。各地の種馬場が新種牡馬のお披露目を兼ねて展示会を開催するのがだいたい2月下旬...
道新スポーツの山根千治氏の後を受け、今回よりこの欄を担当させていただくことになった田中と申します。よろしくお願いします。と、まあ、固いご挨拶はこれくらいにして。まずは、簡単に自己紹...
毎週水曜日更新の当コラムは、3月6日より山根千治さんから田中哲実さんへと執筆者が替わります。ご期待ください。【プロフィール】田中哲実(たなかてつみ):北海道浦河町の生産者。東北サラ...
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