日本ダービーの実況を16年間担当した長岡一也が競馬と人生観を語る
長岡一也
G1舞台の中心にと期待されるスティルインラブ、ネオユニヴァース、ファインモーション。そのいずれもが敗れた前哨戦を見て、つくづく、競馬の難しさを感じます。敗戦から巻き返しというテーマ...
競馬のルールはあまり変更しない方がいいと思っていますが、除外馬対策として今度適用される新ルールは、止むを得ないことでしょう。特に除外の多い未勝利、500万下では、ひとつのレースで2...
秋になると、いつも外国産馬のG1出走が話題になります。当面、秋の天皇賞にどの馬が出走できるか、有力馬が多いだけに、その行方には目が離せません。天皇賞2000mから、ジャパンC240...
坂路で一番時計、順調でどれくらい強くなっているのか楽しみと陣営が語っていた春二冠牝馬スティルインラブの5着をどう見るか、ひとつの課題をつきつけられたローズSでした。プラス22キロの...
開幕週の中山は、特に高速馬場と呼んで早いタイムが常識となっていたのですが、重賞第一弾の京成杯AHを見ると、そうでもなかったと思わざるを得ません。少なくとも、1分32秒台での決着と見...
9月6日・7日に北京で馬に関するイベントがあり、参加してきました。ひとつは、中国馬業協会主催の「中国純血馬繁育国際研究会」というシンポジウムで、もうひとつは、北海牧場オーナーの石田...
今年から新馬戦は、1回だけしか走れなくなり、ここまで来て、どんな影響があったのか、そろそろ何かが見えてくる筈でしょう。一般的に考えられるのは、1開催を通して各週均等にレースがあるの...
時折見せる地方騎手たちの好プレイ、一服の清涼剤の役割を果しています。どこが違うのかとよく聞かれるのですか、油断なくきっちり走らせていて、果敢なレース振りが共通しているというところで...
17日、日曜日の新潟競馬は、合計24本もの万馬券がとび出しました。そういう現場にいて、このうずに巻き込まれた者にとり、次週の立て直しが可能かどうか、心の迷いを覚えます。全て忘れるの...
ルーキー騎手の中で、少しずつ光を放つものが出てきました。数多く騎乗しないことには話にならなくとも、その機会を多くするには、まず勝利すること、そうでなければ期待以上のプレイを見せるこ...
スムーズに思い通りに走ることの難しいのが競馬で、まして、どの馬にも脚が余っているケースでは、その傾向は一層強いものになります。先日の関屋記念も、そんな典型を見る思いがしました。長い...
新馬戦を中心とした2歳戦も、先週は特別2鞍が行われました。まずは1200mの短距離戦が手始め。いずれも、良馬場で一気の逃げ切りというスピード決着、それらしい結果でした。異色といえば...
ローカル競馬も、開催の続く函館に加えて新潟、小倉となり、本格化してきます。総じて平坦コースはスピード優先、加えて、器用さがもとめられます。さらに、暑さだってこれからが本番。もっさり...
競馬は、人気に惑わせられるようになったら迷いの深みに入ってしまいます。人気や数字が走っているのではなく、走っているのは生身の馬なんですから、人の計り知れないことが起っても不思議では...
距離別によるスペシャリストの中でも、スプリント部門は、他より際立つ馬が出てきます。今は、ビリーヴですね。函館スプリントSを勝ち、これで10勝目。全部が1200mでの勝利で、ゆるぎな...
春クラシック二冠馬の出走にわいた宝塚記念は、春の天皇賞馬の優勝という結果に終りました。昨年の年度代表馬の一番人気は当然としても、よもやの5着の敗戦を目の前にして、改めて競馬のむずか...
新馬戦がスタートしました。初出走のみという新ルールが、どんな効果を生むのか注目されるところですが、にわかにどうということもないでしょう。考え方とすれば、開幕週を走って勝てなかったも...
今年から新馬戦は生涯に一度しか出走できなくなりました。これによる効果、影響がどう出るか、しばらく注目していきたいところです。1着の賞金額を700万円と100万円アップさせたように、...
レースを見るとき、と言っても、レース実況をするときと言った方が正確ですが、ひとつの目安があります。それは、各馬が直線に入るとき、苦しく脚色が怪しいものはコースの内に、余裕のあるもの...
終ってみれば春のクラシックは、牡牝とも二冠馬誕生ということでした。サンデーサイレンス産駒の圧倒的強さ、二段加速の力みなぎるスティルインラブとネオユニヴァース、産駒が出走する限りは、...
1,081〜1,100/1,189件