日本ダービーの実況を16年間担当した長岡一也が競馬と人生観を語る
長岡一也
今年のクラシックロードは、いつにも増して混とんとしているようです。牝馬は、ピースオブワールドが一頭抜けていて、これに破れたものは、一応勝負づけが済んだと考えていいでしょう。別路線か...
何かが変わりつつあるのか、少しでも変化があってほしい、そんな思いを抱きながらまた新しい年を迎えます。中央競馬は、ダービーからダービーへのサイクルをはっきりさせるために、少しずつ手を...
この一年、新種馬券が登場し、競馬への参加人員は好調でしたが、当初好調だった売上げの方は、少しずつ減少して、やはり経済情況を反映していました。しかも、一人当りの購買金額が減少傾向にあ...
記録を次々に塗り替える武豊騎手、おそらく、騎手の記録のほとんどを作ってしまうことになるでしょう。今の競馬は、騎乗馬の選択を許される騎手が何人かはいます。その中でも、彼は最たる立場に...
残り少なく、今年のゴールも近づいてきました。さあ、ここで問題なのが年度代表馬の行方です。牝馬限定ながらG1・2勝は、ファインモーションのみ。この強さは卓抜しているとはいえ、どうした...
ジャパンCダートとジャパンCが終わって改めて、騎手のプレイ、騎手の存在を思うことしきりです。当初、中山をどう乗りこなすか、トリッキーなコースに外国馬、外国人騎手が対応できるのか、そ...
最も予想の難解なレースとされるジャパンCがやってきました。これまで21回あって、一番人気が優勝したのがたったの2回だけ。ここ2年は、テイエムオペラオーがいたこともあって、同馬が1、...
期待通りのファインモーションの勝利でした。その強さがどれほどのものか、武豊騎手の表情から推し量ることができたのではないでしょうか。レース後に受ける勝利騎手インタビューでは、その騎手...
大人しいサンデーサイレンス産駒、こう呼ばれるものにまず魅力を感じるのですが、そういう牝馬が、この秋もいました。ファンタジーSを勝って新馬、特別、重賞と3連勝とエリートコースを快進撃...
シンボリクリスエスがジャパンCに向うそうです。面白いことになりました。天皇賞での岡部騎手、いい笑顔でした。これで胸を張っていられると、確信を深めたところで、中央競馬の希望の星は、今...
何があるか分からないとは言っても、ノーリーズンのスタート直後の落馬は、あまりにもでした。馬がゲートをとび出すときには、からだが15cmは沈むと言われています。以前、競走馬の走るメカ...
底知れぬファインモーションの強さ、これでひとまず、競馬に大輪の花が咲きました。これと、テイエムオーシャン、牝馬2頭のレースに期待が持てます。相次いだ強豪の引退をどう埋めていくか、少...
マンハッタンカフェの不運、これを、世界の超えられない壁とは結びつけたくはありません。様々な国際G1で存在をアピールしている日本馬のレベルが、昔と違うことは、誰もが認めているところで...
秋競馬に入っているとは言え、やはり中山が始まれば一段と新たな気分になれます。新潟のスプリンターズSにビリーヴが勝って、目立つ牝馬を印象づけました。これで、ファインモーション、テイエ...
シンボリクリスエスとノーリーズン、岡部幸雄と武豊、役者が揃うとレースに厚味が加わります。ダービー馬引退を受けた秋、どれが主役に収まるのか、G1前哨戦のひとつひとつに重い比重がかかっ...
バランスオブゲームのオーナー、薗部博之さんにとって、新潟は有り難いコース。セントライト記念を勝って、ここでは3戦全勝となりました。ずっと新潟でやってもらいたいとニッコリされていまし...
二年目に入った新潟の1000m直線コース。アイビスサマーダッシュのカルストンライトオのように、スタンド寄りの外ラチいっぱいを走る馬は、観戦する側にインパクトを与えます。どうも、馬場...
新潟と小倉の2歳ステークスの勝ち馬はいずれも牝馬、それも、サンデーサイレンス初年度産駒を父に持つという共通点がありました。ワナの父フジキセキは、SS産駒のG1初制覇、メイプルロード...
夏の牝馬は強いの言葉で片づけていいのかどうか。新潟記念トーワトレジャーの勝利をどう解釈するかで、迷っています。去年、今年と、新しいコースになってからの新潟記念の傾向として、実績馬よ...
日本の競馬に君臨し、日本の馬産を世界にアピールしつつあったサンデーサイレンスの突然の死は、あまりにも衝撃的であった。16歳といえば、あと数年は種付け可能な年齢だけに、馬産地の受けた...
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