日本ダービーの実況を16年間担当した長岡一也が競馬と人生観を語る
長岡一也
そろそろ、秋をにらむ有力馬がGレースに顔を見せるようになりました。すでに実績十分であれば、目標をどこに置いているかで、このローカルの戦い方があります。早い話が久々の再スタート、ロー...
函館2歳Sで、今年の2歳Sの第一歩が踏み出されました。あの大混乱が何を物語っていたか、それを自分なりにクリアーしておかないことには前へ進めません。如何にも重い芝コースの中行われた函...
2歳世代最初の重賞と言っても、ここから始まるそれぞれのステークスは、やがて集大成されて春へとつながっていきます。その起点となるのが函館2歳S、長い戦いの始まりみたいなものです。どの...
荒れるレースへの期待は、いつも大きい。だからと言って、いつも波乱ということはない。事前に、その辺のところをつかめたら、まさに競馬の達人なんですが。難解なレース、すなわち波乱というこ...
全国一斉に発売となった馬単に3連複、期待どおりの人気だったが、その難度の高さに舌を巻く状況です。テレビ番組では、一体どのくらいの万券がとび出すかと日曜日は朝から数えてみました。とこ...
今年から、全国一斉に2歳新馬戦がスタートし、先週でそれぞれひと開催を終え、福島で8頭、函館で11頭、阪神で8頭の計27頭が勝って順調なスタートを切っています。勝つと負けるでは大違い...
あまりにも途方もないレース結果を見てしまうと、今後の軌道修正に自信が持てなくなります。自分なりのケジメをつけておかないことには、先に進めません。まずは、ラジオたんぱ賞。産駒に平坦巧...
どこの競馬場にもあるターフビジョンが初めて設置されたのが1984年、東京競馬場でした。あれ以来、この大型映像ディスプレイ装置は、すっかり競馬場の顔としておさまっています。ここに映し...
ひと足早く先行発売された福島の新種馬券を体験しました。全体の45%のシェアを占めたその成果は、入場人員の大幅増加というかたちであらわれました。当然、売り上げ増をのぞんだ主催者側の思...
今週から各地で一斉に新馬戦が始まり、また、新しい戦いに気をそそられます。ダービーが終れば、次のダービーを目標にという競馬のサイクル、それが今年から、時を同じくしてスタートするように...
ひとつの願望がついえた安田記念の結果でした。エイシンプレストンの凱旋初戦、一番人気の示したものは、その勝利と海外G1・2勝馬の颯爽たる勇姿を迎えることでした。それによって、2度にわ...
私は新聞を全部保存しているので、皆さんがどんな予想をしたのか確認をさせてもらいます。ダービーが終って、言動には気をつけなければならないという教訓を得ましたと、タニノギムレットの松田...
ダービーだけは違うだろうと思いつつ、オークスまでのクラシック3戦を悔んでみないことには進めない気分です。桜花賞ではブルーリッジリバー、皐月賞ではノーリーズン、オークスではスマイルト...
早くから、大混戦、大混戦と騒ぎ立てられると、つい、そうなんだと思い込まされて仕舞います。そんなにオークスは掴みにくいのか、ならば、どれを応援しても可笑しくないということなのか。なん...
一番人気にはしないでくれという声が聞えてきそうです。皐月賞が終り、ダービー戦線に入っても、相変わらず、一番人気馬の敗退は続いています。プリンシパルSでは、モノポライザーが痛恨の3着...
出走したG1・3戦全てに勝利したマンハッタンカフェは、今後、G1ハンターの異名に一層光を増していくことでしょう。ステイヤーとしては現役最強馬、さらに、ひと回りもふた回りも強さに厚味...
人三馬七、以前よく言われた言葉です。人馬のレースに及ぼす力の割合は、馬の力が七分で騎手の腕が三分と、こう言い表してきたのです。それでも、大レースになれば、この比率も五分五分に近づく...
桜花賞と皐月賞、2つのクラシックレースになにがしかの共通点はと、そこに注目していたところ、いずれも2着に小島太厩舎が食い込むという結果でした。こうした根拠のまるでない考え方でも通用...
古い競馬ファンなら、同一厩舎の2頭出しは人気薄を狙えという格言らしきものを知っています。よくこの手で馬券を楽しんでいる筈ですが、まさかクラシックレースでこうは考えたくないというのが...
史上まれにみる大混戦、戦国桜花賞だからといって、必ずしも大波乱を呼ぶとはかぎりません。大混戦、つまり中心馬がいろいろに考えられて定めにくいということで、的中の難度が高く、その見返り...
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