大久保洋厩舎は新潟開催で4頭がデビュー。メジロジェラルドの2着が最高だが、師の表情が明るいのは手応えを感じているからだろう。
7月18日新潟6R・芝1800m(稍重)でデビューした
メジロジェラルドは「来年、クラシックを狙える」と師が期待している素質馬。2頭雁行で競り合う形になったが、2着に踏ん張った。「勝ち馬の決め手に屈したが、厳しい展開でも良く頑張った。良馬場の方がいいし、やっぱり走るな」と能力を再確認。次走は確勝級だ。
7月19日新潟6R・芝1600m(稍重)で1番人気に推された
トーセンカルツェ(5着)は「道悪でかわいそうなことをしたな」と重馬場が堪えた。師が「現時点ではメジロドーベル以上」と評した切れ味を発揮できなかった。良馬場で改めて見直したい。
7月19日新潟5R・ダ1200m(不良)で4着に敗れた
シーマークは試行錯誤の段階。「トーセンカルツェと同じぐらいケイコは動くけど、馬が若いな。ケイコでは右回りのときに外へ逃げていたので、左目にブリンカーを着用したが、今度は左回りで外に逃げていた。能力があるのは確かだし、調教方法を工夫して矯正していきたい」と話す。
7月25日新潟5R・芝1400m(良)で2番人気だった
メジロカトリーヌ(9着)は「前週にデビューした3頭と比べると、ちょっと落ちるな。使いながら良くなっていくだろう」と評価は控え目だった。
リンドブルム(牡、父サクラバクシンオー、母サドラーズメイド)は先週、オーロマイスターと一緒に函館競馬場に入厩。8月8日(土)・札幌芝1500mを目標に調整される。
今週、デビュー組では
イースタリーガスト(牡、父トウカイテイオー、母ブリージーキス)に注目。3週続けて、坂路で1F11秒台をマーク。7月9日の併せ馬ではメジロジェラルドと互角の動きを見せていた。「メジロジェラルドと同じぐらい、走るぞ」と師の期待も大きい。8月2日新潟5R・芝1800mを内田騎手でデビュー予定。臼田浩義オーナーの所有馬では秋デビューを目指す
母レリックレーヌ(牡、父シンボリクリスエス)、
母シャイニンググラス(牝、父シンボリクリスエス)がいるが、夏はこの馬が主役だ。
※次週(8/7更新)は須田鷹雄さんが登場します!
筆者:辻三蔵
レーシングライター。元「ホースニュース馬」美浦所属トラックマン。
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