スマートフォン版へ

かしわ記念

  • 2010年05月04日(火) 12時40分
 過去10年間の成績は中央馬7勝・地方馬3勝と中央勢が優勢で、地方馬の3勝は全て地元・船橋所属馬であった。今回も中央馬の優勢は否めず、JCダート・フェブラリーSを圧勝したエスポワールシチーの首位は不動で、相手はサクセスブロッケンとアドマイヤスバルを有力視。最近は自在性の出てきたマコトスパルビエロと地元馬セレンが穴馬候補で、馬券はエスポワールシチーの頭を固定した2・3着4頭ボックスが本筋だろう。

 ◎エスポワールシチーが初のビッグタイトルを制覇したのが昨年のかしわ記念で、逃げるアジュディミツオーを4コーナーでひとまくり。今回もポートジェネラルやフリオーソの逃げは問題とせず、4コーナー先頭の圧勝劇が期待される。中間の仕上り状態も万全と見た。

 ○サクセスブロッケンはフェブラリーSでエスポワールシチーの3着に敗れたが、あのときは勝ちにいった積極さが裏目に出たもの。一息入れたあとの追い切り内容は申し分なく、乗り慣れた内田で2着候補の筆頭格だ。

 ▲アドマイヤスバルにとって先行タイプの揃った今回は展開が有利になるはずで、スパイラルカーブを上手くいかせば逆転の可能性はある。

 ×マコトスパルビエロは好位で競馬が出来るように成長を見せ、主戦騎手・安藤勝己に手が戻り、3戦している船橋コースで善戦が期待できる。

 注セレンはハイペースになれば、6勝している地元での末脚が侮れない。

◎12エスポワールシチー
○4サクセスブロッケン
▲11アドマイヤスバル
×6マコトスパルビエロ
注10セレン

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

競馬評論家・作家(日本推理作家協会会員)。競馬記者から麻雀プロに転向して第6期最高位のタイトルを獲得。著作に「ダービーを盗んだ男」「天才騎手」などがある。

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング