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JRAにお願いしたいこと

  • 2011年03月17日(木) 21時00分
 東北関東大震災地の皆様に心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧復興をお祈り申し上げます。

 今週末は、JRAの競馬が再開されます。復興の力にもつながる馬券購入に参加できることに改めて感謝いたします。(万が一配慮に欠いていましたら、おわび申し上げます。今は、自分自身が極めて小さな力にもなれないことに悩みながら、自分が最大限復興の力になれるような行動について日々考えております)

 今回は、復興の力になってくれるはずのJRAに対して思うことを、述べさせていただきます。

 まずは、審議、降着の問題についてです。以前、当コラムで「降着があった際の払い戻しは確定着順ではなく入線順にするほうがフェアなのではないか」という趣旨の事を書きました。

 この案は、コラムを読んでいただいたボクの周りの方からはほぼ賛同を得られました(そりゃ、本人を前に反論する人もいないかもしれませんが)。だからといって、ルールが変わるわけでもなく、現実的には、今まで通りJRAの裁決のサジ加減で着順を決めるルールが当面続くのも、わからないわけではありません。

 であれば、せめてお願いしたいことがあります。それは「審議の裁決を下す人の名前を出してほしい」のです。(現実には複数で行っているので、担当名を全員出すことになりますが)

 例えば、プロ野球でも審判が名前を名乗り、重大なプレーについてはファンに説明します。

 聞くところによると、プロ野球の予想がうまい知人によると、その日の審判が誰であるかは、とても重要なファクターだそうです。

 考えてみれば、馬券を買う際にも、誰が審判をやるのかはとても重要です。JRAの着順決定も、審判よって判定が明らかに違うからです。

 たとえば昨年のジャパンカップと朝日杯FSも審判名を公表していたら、審議中にファンの間ではこんな会話があったに違いありません。

「あー。審判部長は○○かよ。だったら、ブエナビスタは降着かもしんねーな」

「今日の審判部長は△△だから、グランプリボスはセーフだな」

 先日も個人的には、セーフにみえた幸騎手が降着になってしまいました。当時の裁決はどなたが担当したのかは知りたいところです。あのように基準が厳しい審判の時には、ジャパンカップのブエナビスタのようなパターンの馬では勝負はできないので、購入額を控えるなどの手段を予想に取り入れたいからです。

 もうひとつはプレミアムレースについてです。

 今後のプレミアムレースでの上乗せ払い戻し分は、馬券的中者に払い戻すのではなく、プレミアムに充当する額を全額、東北関東大震災の支援金に割り当てるのはいかがでしょうか。

 しかし、ボクが提言すると不本意ながら「人気薄ばかり狙って、プレミアムレースを的中させたことが無いのに言うな」と反論されてしまうかもしれません。

 プレミアムレース(重賞を除く)は昨年1月から今年の2月20日までに21レース行われましたが、このうち1番人気は12勝。勝率57%ですから、平均をはるかに上回る勝率を記録しています。1人気の平均勝率は30%程度ですから、驚異的な勝率です)

 2着馬も21頭のうち16頭が4人気以内の馬。3着馬も14頭が6人気以内の馬です。

 たしかに、ボクはプレミアムレースの払戻金を復興支援金に回させていただくのは難しいのかもしれません。ですが、他の勝負レースの払戻金で、僅かながらでも復興の力に加わらせていただくつもりです。競馬に参加することが、また皆さんで競馬をするための力につながると信じて。

 今週末の小倉芝競馬では今開催の小倉芝で好調のグレイソヴリン系、ロベルト系をうまく活用させるつもりですし、阪神のファルコンSやフィリーズレビューではノーザンダンサー系の馬力やダート指向の血が出ているためにマイルではキレ負けしている馬を狙う予定です。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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