今週から新馬戦がスタート! わたしは土曜の阪神、芝1200m戦に出走予定のフランベルジェに注目しています。調教ゼッケン6番の彼は、4月に早々に栗東トレセンへ入厩。坂路コースを中心にじっくりと乗り込まれてきました。
今週はあえてウッドチップコースでの追い切り。福永騎手を乗せてメイショウテキーラ(古馬500万)と併せクビ差で先着しています。時計は81.4-65.9-51.8-38.1-12.0秒。
「ちょっと周囲を気にするところがある」(村木厩務員)とのこと。少々フラフラしたところも見せていたようですが、この追い切りで変わってくることでしょう。
馬体重は460キロ。「4月に入厩したころと馬体重の数字そのものは変わっていないが、体型はかなり変わった。つくべきところに筋肉がつき、ほどよく絞れているんだ。ちょっと薄いタイプの馬だから、これからもうちょっと体重が増えて筋肉がついてくるといいね」(村木厩務員)
ちなみに今週、安田厩舎の2歳馬ではPOGで人気が高いビキニブロンドが入厩しました。「雰囲気がいい。これは走るよ! いや、走らせなければいけない」と担当の佐藤助手も気合いが入ります。
「お母さんのモンローブロンドはキツい性格だったが、娘のビキニブロンドはそのあたりが抑えられているかんじ。今後、キツい面が出てくるのか、まだわからない。」(佐藤助手)
走る馬というのは不思議と存在感があり、ただ歩いているだけでもいい雰囲気を醸し出すものです。ビキニブロンドも歩き方がゆったりとしていて、ひじょうに品があって…。ふと注目してしまう、そんな女の子でした。今後が楽しみです。
来週、宝塚記念に出走予定のダノンヨーヨー。安田記念のあとも変わらず順調です。この中間もゲート練習に通っていますが、練習では問題なく落ち着いています。
練習ではゲートの中でピタリと動かないほど冷静なんだとか。競馬でもこの調子で普段どおりに出てくれれば言うことないんですが。
結果論ですが、成績がイマイチなときはカイバは最終的に残さず平らげるものの、そのスピードが少々緩かったとか。その点、最近のヨーヨーはカイバを食べる勢いも好調時のようにスピードアップしているそうですよ。馬は喋れませんから、そういった生活の隅々に好不調のヒントが隠されていると思います。いまのヨーヨーは好調そのもの。少々距離は長いですがすんなりゲートを出て自分の競馬をしてほしいものです。