自分の身近な馬の話で恐縮なのだが、カレンブラックヒルという明け3歳馬が新馬勝ちした。
この馬は私の赤本おすすめ30頭リスト24位。とはいえ同馬主のカレンレッドロック(時計が詰まらず苦戦中)のほうをより上位の20位で指名しており、自分の見る目の無さにほとほと呆れる。というか、当日も単勝買えないものを前年4月に推せるはずもないのだが……。ちなみに、カレンチャンの年もカレンパッキャオの方を推していた……。
といったボヤきはともかく、新馬勝ちは新馬勝ちでおめでたい話。しかも重馬場にしてはかなり時計もよく、それがハイペースを差したものではなく自分で作った時計なのでテンションが上がる。
ただ、ひとつ余計なことを発見してしまった。ダイワメジャー産駒は仕上がりが早く初戦から動けるが、その一方で「あれ?」ということも多いのだ。
カレンブラックヒルより先に新馬勝ちしたダイワメジャー産駒は10頭いて8頭は2戦目を消化しているのだが、その2戦目成績は(0.1.2.5)。2、3着の3頭は1、1、3番人気。8頭のうち、人気より走ったのはいちょうS6番人気5着のニケしかいない。
SS系ではハーツクライやゼンノロブロイもデビューからの連勝はききにくいタイプだが、ここまで極端ではない。一方で、スペシャルウィークが新馬勝ち直後の2戦目(11.10.8.51)の勝率13.8%・複勝率36.3%と、フジキセキ=(18.17.10.85)勝率13.8%・複勝率34.6%=とほぼ同水準の成績になっていたりする。このあたりは、大物が出ているかとか、種牡馬としての成績全体がどうかとはちょっとニュアンスが違うようにも思える。
以上はどちらかというとPOGというよりも馬券向きの話だが、POGファンというのは2、3歳戦の馬券もよく買うだろうから、頭の片隅に置いておきたい。
ちなみにカレンブラックヒルの次走は未定だが、こぶし賞の可能性が一応現時点では一番高い。そこが真価を問われる場だろう。