ドバイ、残念な結果となりましたね…。
私は当日、新宿バルト(映画館)で400名近いファンの方々とレースを観戦していたのですが、とにかく日本の競馬ファンの方々は、心底競馬が好きで優しいなぁ〜と、そこに感動するものでした。
特にスマートファルコンが行けなかった時の「あ〜」という心配そうな声、そして終わってからも静かに見守る姿…。
この情景をトレセンの現場で働く方々にみてもらうことができたらなぁ〜と思うほど、ファンの方々の純粋に競馬を愛し、日本馬を応援する姿には、一緒にいてジ〜ンと胸が熱くなる思いでした。
というのも今回私自身の感想は、日本馬が参戦してきたこれまでの海外競馬の中でも1番と言っていいほど、いろんな意味でショックを受けるものでした。
もちろんこれは批判や批評ということではなく、日々の競馬における馬作りやレースのルールなど根本に大きな違いを感じるものでしたし、弱冠19歳、20歳といった若手外国人騎手の卓越された騎乗技術とレースそのものに対するストイックなまでの姿勢、馬の御し方、その全てがあまりにも突き抜けていて、本当に素晴らしかったぁ〜と。そしてそれは勝ったレースのみならず負けたレースにおいても、馬が瞬時に動けるコンタクトを持っている点や、一つづつ丁寧にギアチェンジをして加速していく騎乗振りの数々に、何度、「巧いな〜」と呟いて見入ってしまったことか…。
また馬自身も、馬群がブツカリあう競馬に日頃から慣れていることもあるせいか、集団で我慢を強いられながらも自分のフォームを崩さずロスが少ない。日本競馬との根本的な違いがあるように感じたのは私だけでしょうか…。
今回参戦した多くの日本馬たちが見せ場なく、なおかつ自分の競馬ができずに終わってしまった現状…いろんな意味で辛く感じました。
傍観者である私がそう思うのですから、参戦した競馬関係者の方々はもっと辛かったでしょうし、ショックも大きかったことでしょう。
しかしながらこの経験が、のちにプラスに働く要因となったと言える形であるといいですね。
さて今週は桜花賞です。私は関西テレビ「ゲート前リポート」を担当します。
現時点での注目は、やはりジョワドヴィーヴル、アイムユアーズ、パララサルーまで。
それでは皆さん、週末は競馬場もしくは関西テレビ「競馬BEAT」でお逢いしましょう。
ホソジュンでした。