やはり人生って、辛いこともあれば良いこともありますね。
先週のNHKマイルカップ、G1騎乗55回目にしての嬉しい初制覇を飾った秋山騎手。ベッラレイアでのハナ差2着から5年、その時と同じ平田厩舎とのコンビで手にした勲章は、非常に価値あるものであったと同時に、秋山騎手自身、心の苦しみから解放された瞬間であったことでしょう。
それにしても秋山騎手の馬の強さを信じきった騎乗振りは、見ていて清々しさと頼もしさを感じるものでした。
G1に至るまでのデビューからの3戦を振り返ってみると、その1つ1つのレースにきちんとした違いと成長が見られた中においての勝利。やはりこの過程が、人気を背負った中でのG1レースにおいても、秋山騎手に自信と勇気を与えていたのでしょう。
そして秋山騎手とは逆に、良いこともあれば辛いことが起こってしまったのが、人気を分け合ったもう1頭、マウントシャスタの岩田騎手でしょう。
この馬に高いポテンシャルを感じ、騎乗依頼を受けてから真摯にマウントシャスタと向き合ってきた岩田騎手。
人一倍に馬のこと、陣営のことを深く考え、日々の調教に臨んでいる方だからこそ、この結果は本人にとって何よりも辛いことのように感じます。ましてや後藤騎手とシゲルスダチを巻き込んでしまってのこと…。
岩田騎手の心境を考えると、本当に辛いだろうなぁと胸が締め付けられる思いではありますが、この競馬サークル内では岩田騎手の日々馬と向き合う姿勢に多くの方が感動をし、騎手として頼りにしていることは確か。
騎乗停止後の活躍と、後藤騎手の回復を願うばかりです。
さて今週はヴィクトリアマイルとなります。
私は早い段階から、フミノイマージンに注目してきました。
週中の雰囲気は、今までみてきた中でも1番と言っていいほど体の張りと馬体の艶を感じ、好ケハイ。期待します。
それでは皆さん、当日は東京競馬場もしくはフジテレビ「みんなのKEIBA」でお逢いしましょう。ホソジュンでしたぁ。