東京競馬で5週連続に渡って行われたG1レース。その最後を締めくくる安田記念を制したのは、福永騎手でした。先週は7勝、しかも3重賞制覇と凄まじい活躍。
福永騎手と言えば、昨年リーディングジョッキーに輝き、今年は求められる立場となってのスタート。G1レースで人気馬に騎乗しながら結果がでない状況に辛さを感じていたのは、誰よりも福永騎手自身であったのだなぁとレース後、そして週中のインタビューで感じるものでした。
リーディング騎手というトップに立つ人間だからこそ求められることの大きさ、その期待というのはそこはかとなく深いものなのですね。
私は今開催の5週連続のG1レースにおいて、勝利騎手と共にレース回顧に参加させてもらいましたが、前4週とは違い、福永騎手に対してはより厳しい目でファンの方々はジャッジしているのかな?と、そんな雰囲気を感じるものでした。
そしてそれはファンの方だけではなく、先輩騎手の方からも同じ声が聞こえる時がありますが、しかしこれは単にアンチ福永騎手ということではなく、期待をするからの愛情あってのもののようにも…。
今週中ある先輩騎手と話をしていても、「僕はユーイチが好きだから、あえて厳しいことを言う」と口にされていましたが、やはり競馬の世界にとって福永騎手というのは、特別な道を歩んできた1人。
愛されすぎてしまうゆえの重圧、そしてトップとしての苦悩も加わり、今年が福永騎手にとって1番の正念場となっているのかも知れない、そんな風に感じました。
リーディングになる、リーディングであり続ける、これは味わったものでしか分かり合えない底知れぬ思いがあるのでしょうね。
さて先週オススメのエイシンアポロンは、惨敗…。終わってみれば、5週的外ればかり…。へこみます。
さぁ今週のエプソムカップですが、注目はトーセンレーヴ。というのも、体の体型、走りが以前とは明らかに違い、担当される音瀬さんも、「怖いぐらい」と表現するほど、馬がピリッとしている様子。いい方向に結果が向きそうです。期待します。それではまた来週お逢いしましょう。
ホソジュンでしたぁ。