凱旋門賞挑戦に向けて復権を目指す4冠馬オルフェーヴル。宝塚記念・最終追い切りの様子を速報でお届け!(取材:井内利彰)
前走後はノーザンFしがらきへの短期放牧へ出て、栗東へ帰厩したのが5月31日。その翌日から坂路入りし、6月3日には坂路4F57.9秒をマークしており、この中間も順調に調教を進めることができている。
調教再審査のため、栗Eコースでの調教などがあった前回とは一変して、坂路オンリーでの調教。菊花賞や有馬記念時と同じスタイルで調教をできたことは巻き返しへ向けて大きな要素となるはずだ。中7週とはいえ、7日に52.2秒、10日に52.1秒、そして1週前追い切りとなった14日に51.6秒と坂路での調教内容はEコース調教の影響があった前走時とはまるで違う。ここまで入念に時計を出したことは評価すべきだろう。
最終追い切りで右にヨレる
そして20日の最終追い切りは坂路で池添謙一騎手が騎乗。エアラフォンが1馬身半ほど先行して、それを追走する形で道中を進め、ラスト2F地点ではほぼ並びかけていくような形。追わずとも相手を交わして、楽に先着はしているが、気になったのはゴール板手前での走り。追われると、右にヨレるような形でフィニッシュ。これは