西の万券王・棟広良隆
9回目の挑戦者は、棟広良隆氏です。9月7日に、最新刊『収支を劇的に上げる京大式馬券格言』が発売となった棟広氏。『西の万券王』の異名をとる棟広氏の最終結論は!?
◆今週のチャレンジャー…棟広良隆
◆普段の予想スタイル…今、現在の馬場レベルを分析・判断し、その馬場レベルを得意としている馬を狙い撃つ。時計・上がりが速い馬場では軽い芝(ダート)巧者が、時計・上がりが掛かる馬場では重い芝(ダート)巧者が狙い目となる。生粋の穴党で生涯万馬券の獲得回数は3000本を超える。
◆棟広氏の詳しいブロフィールは、
競馬王ブログをご覧ください。
◆勝負レース
(日)中山11R 京成杯オータムH
単勝 7.ゼロス40%
複勝 7.ゼロス60%
ワールドエース・ゴールドシップといった決め手上位の人気馬が馬券に絡むことが出来ず、完全に前残りの馬場レベルだったダービーでゼロスが早々とバテてしまったのは距離面の問題でしょう。二千の若駒Sでワールドエースを降していますが、前半超Sペースで行けた貯金が物を言いました。2歳時に既に1.34.7・1.34.3という好時計を京都マイルでマークしており、勝ったマイル戦に戻るのは魅力的です。
また、今開催の中山は野芝のみの使用で、当時と同じく軽い芝です。同型のスペシャルハートとの兼ね合いはポイントになりますが、相手陣営は『今回は出たなりの形で終いを生かせれば』と。こちらも『今回は壁を作って運びたい』とコメントしているだけにどのような位置取りになるのかは分かりませんが、それはゲートが開いてからしか分からない“不確定要素”。土曜日の結果を見ると、2歳未勝利戦(芝千六)で1.33.8、2歳500万以下特別のアスター賞(芝千八)で1.46.4と非常に早い時計がマークされています。
展開が速くなれば差し馬の台頭は可能な馬場レベルですが、時計の早い軽い芝が同馬に足かせになることはありません。一発があっても。
<買い方についての一言>
単勝はアタマを狙う馬券(馬単・3連単)と、複勝は3着までの順不同馬券である3連複と同等の馬券です。私、棟広良隆が実際このような馬券(券種)のみで勝負することはありませんが、例えば『KEIBAコンシェルジュ』(グリーンチャンネル)で赤線を引いた穴馬や、公式サイト『ムネヒロネット』で推奨している穴馬を、このように単・複のみで勝負することも十分可能です。
◆来週のチャレンジャーは…
競馬×心理学で勝てる思考を極めた男・伊丹治生氏です。
収支を劇的に上げる京大式馬券格言
netkeiba.comとのコラボコーナーでお馴染みの競馬雑誌・競馬王が発売している「競馬王新書」の最新刊として、棟広良隆氏の『収支を劇的に上げる京大式馬券格言』が、9月7日(金)に発売されました。
棟広良隆氏の8冊目となる今作では、西の万券王との異名をとる著者の経験から導き出したセオリーを25個の格言に凝縮しました。読んだ項目から、読んだその日から、馬券力がアップすること請け合いの一冊。
初心者はもちろん、伸び悩みを感じている中級者にもオススメ。特別企画「新装中京競馬場大解剖」も必見です。