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吉田豊騎手/高松宮記念 Part3 『メジロドーベルでの経験があるから気持ちはかなり楽です』

  • 2013年03月21日(木) 12時00分
 高松宮記念に向けて、1週ごとにサンカルロの調子は上がってきている。

 1週前追い切りは、スプリングSに出走するサンカルロの半弟・ヘルデンテノールとの併せ馬を坂路で消化した。

馬の状態は前走より良化

馬の状態は前走より良化

「僕は弟の方に乗っていたのですけど、前を行くサンカルロにとうとう追いつけませんでしたからね。2週前も弟との併せ馬でしたが、その時より動きがかなり良くなっているよう見えました。間違いなく、前走よりも良化してきています」

 レースの週の追い切りには、いつも吉田がサンカルロに跨り、感触を直接確かめるという。「高松宮記念の最終追い切りに乗るのが楽しみ」と1週前追い切りを終えた後の吉田は言った。その言葉からも、サンカルロの状態や仕上がり具合が良いことがうかがえる。

 そしてサンカルロの半弟・ヘルデンテノールも、大久保洋吉厩舎の期待馬だ。

「ウチの厩舎は、牡馬のクラシック勝ちがまだないんですよ。僕がウチの厩舎の馬でダービーに騎乗したのは、まだデビューして間もない頃の、トピカルコレクター(1996年・16着)という馬だけですからね。なので何とか先生が引退するまでに、自厩舎の馬でダ―ビーに向かいたいと思っているんです。ヘルデンテノールにも、もちろん期待をしています。まだ伸びしろもありそうですしね」

 こちらは兄より距離が持ちそうなタイプで、さらに東京コースが得意となれば、師弟コンビでのダービー出走への夢も膨らむというものだ。だがその前に、サンカルロの高松宮記念が待っている。

「サンカルロの競馬に徹する」と吉田は言った。

 そして「ドーベルの時は

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GIの注目馬にスポットを当て、主戦騎手や管理調教師を独占取材するnetkeibaのスペシャルインタビュー。GIに向けた意気込みや中間の調整過程、レース後に直撃し、戦いの舞台裏にあった知られざる真実を語っていただきます。

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