昨年は皐月賞、菊花賞のクラシック二冠に加え、有馬記念で古馬を撃破したゴールドシップ。自身が古馬となり、初めて迎えるGI、天皇賞・春。最有力候補として負けられない一戦を前に、須貝尚介調教師にその決意をうかがいました。(取材・写真:井内利彰)
天皇賞・春、最有力馬のゴールドシップ
―前走の阪神大賞典は単勝1.1倍の支持。あらためて、レースを振り返っていただけますか?
絶対に負けられないレースですよね。有馬記念も1番人気に支持していただいたのですが、当時は古馬との初対戦でしたし、気持ちは「挑戦者」でした。しかし今回は4歳になって、名称も「古馬」に変わっていましたから、本当に負けられなかった。正直、ホッとしましたね。
仕上がりに関しても、有馬記念の時とほぼ同じ体で出走させたいと思っていたので、502キロという馬体重は予定通りでした。これからは、500キロ以下の馬体重になることはないと思いますし、増えても510キロまでの範囲で競馬できると思います