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西園正都調教師/NHKマイルC Part3 『ゴール板で少しでも前に出ていればいい』

  • 2013年05月02日(木) 12時00分
 ともすれば、諸刃の剣となりそうなスピードを、厩舎とジョッキーが一丸となってコントロールし、3つの重賞を勝つまでに昇華させた。朝日杯という残念な敗戦はあったものの、シンザン記念とニュージーランドTの勝利で、西園の自信はより強いものになっている。

西園正都調教師

「この馬ほどやりやすい馬はいない」

「阪神、中京、東京、京都、中山と勝って、結果的に中央は全場制覇しているんですよ。3歳春の時点で、これはめずらしいでしょ? しかも、輸送も問題ないし、土砂降りでも勝ってくれた。普段の様子を含めて、この馬ほどやりやすい馬はいませんよ」

 520キロ以上ある大型馬にして、レースで見せるあの気性──。さらに、スピードのコントロールに苦心したという話を聞いたあとだけに、“やりやすい”とは、ちょっと意外な気がしたのだが。

「普段は本当に穏やかな馬なんですよ。触ってもらえばわかると思いますけど、何をしても知らん顔(笑)

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