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『絶対に軽視してはいけない種牡馬』オークス、血統評論家・栗山求氏の見解

  • 2013年05月13日(月) 18時00分
アユサン&レッドオーヴァルの桜花賞上位組に、フローラSを勝ったデニムアンドルビーあたりが人気を集めそうな今年のオークス。一気の距離延長に、人気馬の真価は。また、ここで巻き返しを狙いたい穴馬とは。血統評論家・栗山求氏が、血統からオークスを読み解きます。

 オークス出走馬の血統を検討する前に一点だけ押さえておきたいのは、「3歳春の時点においては距離適性よりも器の大きさが優越する」という事実だ。

 06年暮れに阪神競馬場がコース改修してから、桜花賞とオークスの成績がより深くリンクするようになった。これはつまり、個別の馬に備わっている距離適性よりも、器の大きさのほうが信用できる、という事実を示している。桜花賞で強い競馬をした馬であれば多少距離が不安でもオークスで勝ち負けになるのだ。

桜花賞、アユサン(左)とレッドオーヴァル(右)

桜花賞、アユサン(左)とレッドオーヴァル(右)

 3歳牝馬の2400m戦だけに、中盤でラップがゆるみやすく、ラストの決め手勝負になれば強い馬が勝つのは当然だ。とはいえ、スプリンターに近いマイラーが2400mをこなすのは難しく、引っ掛かり癖があったり極端な競馬しかできない馬は買いづらい。このあたりは常識的に判断していきたい

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