今度のオークスでは、自身が勝利に導いたアユサンは一転してライバルとなり、兄・ミルコが騎乗していたレッドオーヴァルで3歳牝馬の頂点を目指す。レッドオーヴァルにはチューリップ賞で初めて騎乗して7着。1番人気での敗戦だったが、はたしてそこでどんな手応えを得たのだろうか。
チューリップ賞は体調が万全ではなかった
「あのときは、馬の状態が万全ではありませんでした。実際、冬毛もすごかったですしね。それに、開幕週ということもあって、ユタカさん(クロフネサプライズ)がスローペースでレースを運んだので、後ろからいく僕の馬にとっては一番難しいレースでした。それでも2着馬とは差のない7着にきてくれましたからね(2着ウインプリメーラとはコンマ2秒差)。実際、そのあとの桜花賞ではしっかり2着にきましたし、チューリップ賞の前にミルコから聞いていた通り、すごく強い馬だと思っています