栗東で夜空は東京などの都市部とは違って、結構暗い星まで見えるんですよ。トレセンのまわりは街灯もあまりないので、その分見やすいのだと思います。
夏の夜空で有名なのは、夏の大三角形。はくちょう座のデネブ、わし座のアルタイル、こと座のベガの3つの星を結ぶと、細長い大きな三角形が形成されます。まだこの時期は遅い時間でないと見づらいですが、8月くらいになるとよく見えるようになる。そして、この星たちを探すのが夏の楽しみだったりします。とくにベガは、二冠馬の名前にもなった星。余計に親近感が湧きます。
そして、この夏はベガの血が競馬で楽しみを与えてくれそうです。14日デビュー予定のハープスターはベガの孫にあたります。前述のとおり、ベガはこと座の恒星ですが、そこから名前をとったのでしょうね。

見ていて本当におとなしいハープスター
管理するのは、この血統でおなじみの松田博厩舎。実はハープスターの話は、松田博師から何年も前から聞いていました。というのも、母のヒストリックスターがあまり子育てが上手ではなかったそうなんです。いろいろと手を尽くしても残念ながら子育てが上手にならないので、ハープスターには生後まもなく子育ての上手い乳母がつけられ至極順調に育ったそうです。
ハープスターは、見ていて本当に大人しい。賢さも感じますし、調教への順応性も高い。馬にとって2歳というタイミングは、これまで以上にトレーニングが激しさを増します。さらに、競走馬登録のための検査をされ、トレセンへ長距離輸送ののち、追い切りをかけられ、競馬場に行ってレース、と初めての行事もひじょうに多いです。したがって、何かしら戸惑いを見せたり、抵抗しようとしてか暴れてみたり、という光景も珍しくないのです。しかし、ハープスターは本当に大人しい。大人びているというか、ホント淡々としているのです。
松田博師は、牧場などで段階的に彼女を見ていますが「ハープスターが暴れた様子を一度として見たことがない」そうです。「ゲート試験のあとぐらいから、ゲートに入る前に一瞬立ち止まるようになったぐらいで。あとは、何をさせても落ち着いている。これまでたくさんの馬を見てきたが、こんなに大人しい馬はなかなかいないよ」(松田博師)と誉めていました。
そして何より、松田博師から「これは走るよ」という言葉が出たのも頼もしいですね。今年の2歳はブエナビスタの下やレ―ヴディソールの下もいて、もちろんそれらも楽しみなんですが。その馬らと同じくらいの頻度でハープスターの名前を聞きます。
「性格は素直。いまの段階では(調教を)やり過ぎないように気をつけたほうがいいくらい、順調にきているよ。」(松田博師)ズバリ、初戦から狙えると思います。ぜひ、注目してくださいね。

担当助手がかなり期待を寄せるラインスピリット
ラインスピリットは6月に入厩後、ほどなくゲート試験に合格。「背中が柔らかく、楽しみな存在」と担当助手がかなり期待を寄せていましたよ。松永昌厩舎は今週、来週と続々と期待馬が入厩予定です。そのあたり、来週あたりにご報告したいと思いますのでお楽しみに!