ある人が以前に、なぜ人は勉強をするのか?という問いに対し、「いかに自分が無知であるかを知るため」とこたえられていました。
まさにその通りだなぁ〜と今、痛切に感じています。
留学生活も2週目。
午前中にマンツーマンのレッスンを受け、午後からグループレッスン、そして夕方に再びマンツーマンとなるのですが、英語の勉強と同時に一般的な常識や物事の考え方そのものの訓練も行なえ、自分がいかにこれまで何も知らなかったのか、考えていなかったのか、ということに気づかされます。ほんとにお恥ずかしいかぎり。
また日本で小・中・高と受けてきたこれまでのスタイルとの違いに、面白さも感じています。
例えば日本における国語の授業というと、どちらかというと筆者の考え方を文面から読み取り、その点について答える傾向が強かったように思えます。よって答えは1つ。
しかしこちらは、その考え方そのものについて自分はどう思うのか?その意見を述べると共に、周囲との違いを知り、そして話し合うことに重きをおいている気がします。
だからこそ、常に自分自身はどう考えているのか?自分の内面と向き合うことが重要に。
また現代社会において多いストレスをどのようにしたら軽減できるか?リラックスすることの重要性を説くケースも多いように思えます。
これは日本に来日する外国人騎手を見ていてもそう感じるのですが、常にリラックスしようと心がけると同時に、その術もしっているかのよう。
例えばですが、先々月の事。
朝1番の調教に騎乗するため、ウィリアムズ騎手をホテルからトレセンへと送っていたのですが、厩舎陣営との待ち合わせ場所に食い違いが…。時間も押し迫っており慌てる私に、「今、トレセンについたばかりなのだからコーヒーでも飲んで一度リラックスしようよ。落ち着こう」と。
よくよく考えてみると、焦る状態=平常ではない=冷静な判断を失いがちに…。
もしそこで一度リセットすることができれば、よりよい解決策がみつかりやすくなるのでしょう。
特に騎手は気持ちの切り替えが大事な職業。
前のレースでの失敗をいかに引きずることなく次のレースへと向かうことができるか?そこで重要となるのが、リラックス方法なのでしょうね。
それでは皆さん、また来週お逢いしましょう。
ホソジュンでしたぁ。