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国や時代によって違う競馬観

  • 2013年08月02日(金) 12時00分
 ビックリしましたぁ…。
 噂には聞いていましたが日本、ほんとに暑いですね。

 妊娠前に42キロだった体重も今では48キロを超え、とにかくお腹が重いのもありますが、何もしなくても汗がでる状態。

 この1ヵ月トレセンへと足を運んではいませんが、調教時間が後半の馬たちはシンドイだろなぁ〜と心配になってしまいます。

 さて先週の競馬ですが、実は私、先週の日曜日はマレーシア最後の日ということで、マレーシア国内に3つある競馬場の1つスンガイベシ競馬場へ行ってきましたぁ。

 市内からはタクシーで20分と近く、立地としては非常に便利な場所。
 しかしこの日は残念なことに別の競馬場が開催場となっており、スンガイベシ競馬場は場外売り場の役割のみでしたが、せっかくなのでその雰囲気を味わいたいと思い足を運んできました。

 送って下さったタクシーの運転手さんや現地の方から、
「シンガポールほど競馬がメジャーではないし、ギャンブル色が強い」
と聞いていましたが、この日が場外ということもあってか?男性ばかりのグレー一色状態。

 そういえば以前に競馬場で育ち、現在は調教師の奥さんになられている60代の方が、

「私が子供の頃は競馬=ギャンブルといった感じで、なんだか暗くてダーティーなイメージがあった。だから自分が競馬場育ちだということを隠したがっていた。それが、武豊騎手の存在で一気に世間のイメージが変わり、明るい雰囲気に。だから武さんには凄く感謝しているし、ほんとに嬉しかった」と。

 やはり国によって、そして時代によって同じ競馬でも受け入れられ方というのは違うものなのでしょうね。

 さて今週は、小倉で小倉記念。新潟ではレパードSとなりますが、小倉記念は去勢手術2戦目以降走りに変化のでてきたメイショウナルトに期待。

 もともとデビュー時から騎手がつきっきりで調教に跨るなど素質の高さを陣営も鞍上も感じていた素質馬。ただ1点、気性面の難しさがありました。年齢を重ねまた去勢をしたことで馬が本格化した様子。今回、格上挑戦となりますが53キロは魅力的。

 一方のレパードSは、ケイアイレオーネに。
 馬格から完成度の高さを感じるだけに、ここでの3歳世代同士ならばチャンスは十分だと感じます。

 それでは皆さん、また来週お逢いしましょう。
 ホソジュンでしたぁ。

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愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。

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