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馬券サバイバー・プロのガチンコ2点勝負 伊吹雅也編

  • 2013年08月03日(土) 20時00分
 第54回の挑戦者は、若きデータ派として名高い伊吹雅也氏です。的確なデータ分析に基づき、ときに涼しい顔で高額配当を手にしています。先週末のメインレース「アイビスサマーダッシュ」では馬連4点買いで本線的中! その頭脳から導き出された最終結論にご注目ください!!

伊吹雅也

伊吹雅也


◆今週のチャレンジャー…伊吹雅也

◆普段の予想スタイル……式別は馬連と3連複が中心。3連複は「本命視した1頭=次位評価の2〜3頭=次位評価の2〜3頭と押さえ数頭」「中心視した3頭=中心視した3頭=中心視した3頭と押さえ数頭」という構造のフォーメーションを組むことが多い。また、ひとつのレースに対して複数の式別を購入することはほとんどなく、3連複なら3連複のみ、馬連なら馬連のみで臨むのが基本。1レースあたりの購入点数はだいたい5点前後、高配当を狙う場合でも20点程度。

◆得意レース…高額な払い戻しを受ける機会が多いのはJRA重賞。その他のレースを含め、下級条件よりも上級条件の方が、世代限定のレースよりも古馬のレースの方が予想成績は安定している傾向。

◆参考にするファクター…まずは当該レースの傾向を分析し、適性がありそうな馬をピックアップ。その後、騎手と騎乗馬の相性に注目した予想理論「ザ・カンフルジョッキー」の評価にしたがって“連軸”を決定。

◆伊吹雅也氏のプロフィールの詳細、馬券サバイバーのルールは、競馬王ブログをご覧ください。

◆勝負レース◆
(日)新潟11R レパードステークス
◎05.インカンテーション
○07.サトノプリンシパル

 今回は私が「日本一わかりやすいレース傾向のあるJRA重賞」と考えているレパードステークスで勝負したいと思います。

 まずチェックしておきたいのは距離適性。JRA、かつダート1800mのレースで優勝経験がない馬は2009年以降[0-0-0-18](複勝率0.0%)と苦戦していました。

 また、JRAのレースで2位入線馬に0.7秒以上の差をつけて優勝した経験がない馬は2009年以降[0-1-1-32](複勝率5.9%)。小差で勝ち上がってきた馬も過信禁物です。

 さらに、JRA、かつダートのレースにおける勝利数が2勝以下だった馬も2009年以降[1-1-2-38](複勝率9.5%)といまひとつ。JRAのオープン特別や1000万下を勝ち上がっている馬に注目すべきでしょう。

 出走予定馬のうち、前出の3条件をすべてクリアしているのはインカンテーション、サトノプリンシパルの2頭だけ。大野拓弥騎手とインカンテーションのコンビには500万下勝ちの実績がありますし、蛯名正義騎手はBernardini産駒と相性がいいジョッキーなので、どちらも乗り替わりは問題ありません。

 正直なところ、「払い戻し金がギャラ(=外れればノーギャラ)」という“馬券サバイバー”のルールを考えれば、2頭の複勝をそれぞれ買っておくのが最善手だと思います。片方しか的中しなければほぼ間違いなくトリガミですが、そうなっても私の懐はまったく痛まないわけですからね。ただ、さすがにそれでは読者の大部分が納得しないでしょうし、私にとってもノーリスクで馬券を買えるチャンスなのですから、もう少しだけ冒険しても良さそう。ダート1800mに実績のないケイアイレオーネ、ジェベルムーサあたりが勝ち切る可能性は低いと見て、2頭の単勝を最終結論とします。

単勝 05 60%
単勝 07 40%

◆来週のチャレンジャーは…競馬王9月号で『グラサン師匠の鉄板競馬』に登場する、デイリースポーツ・井上達也記者です。

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偶数月8日発売の最先端の儲かる理論を発信し続ける馬券攻略雑誌。亀谷敬正、今井雅宏、井内利彰、古澤秀和など、有名予想家が理論やレースへの見解を発表する場として、コアな競馬ファンに支持されている。ダビスタ雑誌として一世を風靡(?)した過去もある。

関連サイト:競馬王オフィシャルブログ

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