第54回の挑戦者は、若きデータ派として名高い伊吹雅也氏です。的確なデータ分析に基づき、ときに涼しい顔で高額配当を手にしています。先週末のメインレース「アイビスサマーダッシュ」では馬連4点買いで本線的中! その頭脳から導き出された最終結論にご注目ください!!
伊吹雅也
◆今週のチャレンジャー…伊吹雅也
◆普段の予想スタイル……式別は馬連と3連複が中心。3連複は「本命視した1頭=次位評価の2〜3頭=次位評価の2〜3頭と押さえ数頭」「中心視した3頭=中心視した3頭=中心視した3頭と押さえ数頭」という構造のフォーメーションを組むことが多い。また、ひとつのレースに対して複数の式別を購入することはほとんどなく、3連複なら3連複のみ、馬連なら馬連のみで臨むのが基本。1レースあたりの購入点数はだいたい5点前後、高配当を狙う場合でも20点程度。
◆得意レース…高額な払い戻しを受ける機会が多いのはJRA重賞。その他のレースを含め、下級条件よりも上級条件の方が、世代限定のレースよりも古馬のレースの方が予想成績は安定している傾向。
◆参考にするファクター…まずは当該レースの傾向を分析し、適性がありそうな馬をピックアップ。その後、騎手と騎乗馬の相性に注目した予想理論「ザ・カンフルジョッキー」の評価にしたがって“連軸”を決定。
◆伊吹雅也氏のプロフィールの詳細、馬券サバイバーのルールは、
競馬王ブログをご覧ください。
◆勝負レース◆
(日)新潟11R レパードステークス
◎05.インカンテーション
○07.サトノプリンシパル
今回は私が「日本一わかりやすいレース傾向のあるJRA重賞」と考えているレパードステークスで勝負したいと思います。
まずチェックしておきたいのは距離適性。JRA、かつダート1800mのレースで優勝経験がない馬は2009年以降[0-0-0-18](複勝率0.0%)と苦戦していました。
また、JRAのレースで2位入線馬に0.7秒以上の差をつけて優勝した経験がない馬は2009年以降[0-1-1-32](複勝率5.9%)。小差で勝ち上がってきた馬も過信禁物です。
さらに、JRA、かつダートのレースにおける勝利数が2勝以下だった馬も2009年以降[1-1-2-38](複勝率9.5%)といまひとつ。JRAのオープン特別や1000万下を勝ち上がっている馬に注目すべきでしょう。
出走予定馬のうち、前出の3条件をすべてクリアしているのはインカンテーション、サトノプリンシパルの2頭だけ。大野拓弥騎手とインカンテーションのコンビには500万下勝ちの実績がありますし、蛯名正義騎手はBernardini産駒と相性がいいジョッキーなので、どちらも乗り替わりは問題ありません。
正直なところ、「払い戻し金がギャラ(=外れればノーギャラ)」という“馬券サバイバー”のルールを考えれば、2頭の複勝をそれぞれ買っておくのが最善手だと思います。片方しか的中しなければほぼ間違いなくトリガミですが、そうなっても私の懐はまったく痛まないわけですからね。ただ、さすがにそれでは読者の大部分が納得しないでしょうし、私にとってもノーリスクで馬券を買えるチャンスなのですから、もう少しだけ冒険しても良さそう。ダート1800mに実績のないケイアイレオーネ、ジェベルムーサあたりが勝ち切る可能性は低いと見て、2頭の単勝を最終結論とします。
単勝 05 60%
単勝 07 40%
◆来週のチャレンジャーは…競馬王9月号で『グラサン師匠の鉄板競馬』に登場する、デイリースポーツ・井上達也記者です。