スマートフォン版へ

馬券サバイバー・プロのガチンコ2点勝負 浅野靖典編

  • 2013年08月24日(土) 20時00分
 第57回目の挑戦者は、9月号で「キズナ 知られざる真実」を寄稿してくださった浅野靖典氏です。POGでは赤本取材班としてお馴染みの浅野氏が、得意の2歳重賞で緊急参戦! はたしてどのような勝負手を見せてくれるのか!?

浅野靖典

浅野靖典


◆今週のチャレンジャー…浅野靖典

◆普段の予想スタイル…普段はパドックでその日の馬が発しているヤル気を感じ取って、それを軸に組み立てています。ただ、今回はそうはいかないので、もうひとつのスタイルであるレースデータを使っての絞り込みで対応します。

◆得意レース…2歳戦、期限が迫った3歳未勝利戦。

◆参考にするファクター…出走馬がコース、距離に合っているのかどうか。古馬戦でけっこう気にしているのはその馬がもつ季節別の成績。2歳戦で出走馬のなかに牧場や産地馬体検査で見た馬がいれば、そのときの印象と出走レースの条件を照合します。

◆浅野氏のプロフィールの詳細、馬券サバイバーのルールは、競馬王ブログをご覧ください。

◆勝負レース◆
(日)新潟11R 新潟2歳S

 得意レースの欄に「2歳戦」と書いたけれど、個人的に回収率がいいのは北海道の新馬戦。だから5頭立ての函館5Rにすればいいとは思うのだけれど、それではちょっとお恥ずかしいというかなんというか。ということで、8月25日に行われる新馬、未勝利以外の2歳戦、新潟2歳Sにチャレンジしようと思う次第である。

 もう相当前の話ではあるが、グリーンチャンネルの中央競馬中継内で「小ネタでGO!」という1分程度のコーナーをやらせてもらっていた。競馬とは神秘の競技であるというリスペクト精神のもと、過去10年の連対馬からおおよそ予想の本筋とは関係なさげな共通項を見つけ出して、それで絞っていこうというもので、ネタがなかなかみつからないときは徹夜状態になるという、家内制手工業のような作りかたをしていた。せっかくの機会なので、ここでもそれを利用しながら予想を組み立てていくことにしたい。

 それでは、まずは「黒い馬は厳しい」からスタート。新潟2歳Sで連対するのは茶色い馬がほとんど。青毛こそ[1-0-2-3]と上々だが、黒鹿毛は[0-2-4-27]、青鹿毛は[0-0-0-14]と苦戦中。今年も黒い馬の1着はないと決め付けたい。

 続いては、「前走が新潟だった馬が優勢」というネタ。前走新潟組は[9-10-7-104]となっており、それ以外から臨んだ馬と比べると成績の違いが歴然。ちなみに前走が新潟以外で連対した唯一の馬は、セイウンワンダー(前走が阪神)。この馬に関しては、モノが違ったと捉えておくことにしたい。

 そして「社台F、ノーザンFは微妙」という件。社台F[1-1-0-13]、ノーザンF[1-0-3-10]で、2008年以降は連対ゼロ。もうひとつ、「初勝利時の上がり3Fのタイムが1位か2位」という馬が、過去10年の連対馬20頭のうち18頭となっている。

 これらのチェック項目をもとに馬柱に×印をつけていくと、浮かび上がってきたのが、
ダウトレス。

 しかし……。ダウトレスの母はオナーリーブ。そうなのだ、「赤本」で大山ヒルズの取材をさせていただいたときに、写真撮影はしたものの、本文には登場していない馬なのである。申し訳ないというか……、このセンスなし野郎!
 ここはひとつ、牧場側の期待を上回る成長を取材後に遂げたと解釈させていただこう。たいへん申し訳ありませんでした……。

 次に気になるのが、2戦とも出走メンバー中で最速の上がりタイムを記録したマイネグラティア。黒鹿毛というところがマイナスだけれど、黒鹿毛は過去10年で3着以内に6頭が入っているということで掬い上げることにしよう。

 ということで、◎が4.ダウトレスで、○が6.マイネグラティア。

買い目としては、

複勝4 70%。
ワイド4-6 30%。

 ハープスターをカットすることで妙味が出てくれることを期待します!!

◆来週のチャレンジャーは…『競馬王のPOG本』でお馴染み、さすらいの相馬眼・美野真一氏です。

『競馬王』9月号

『競馬王』9月号

『競馬王』9月号が発売!!
『競馬王』9月号が、8/8(木)に白夜書房から発売されました。

 今号の特集は「京大式 推定3ハロン」です。「前傾・後傾」早わかり重賞カレンダー付きで、8〜10月の攻略法を紹介しています。また、「調教欄の取扱説明書 番外編」では、6週連続で重賞を的中させた井内利彰氏の新たな予想法を図解入りで解説しています。

 その他、「馬券格言リマインダー機能」を追加した綴じ込み付録「競馬収支ノートDX 秋冬版」、今だから書けるエピソードを明かした「キズナ 知られざる真実」、矢作芳人調教師が預託頭数2.5倍ルールについて語った「開成調教師の仕事」、夏競馬のマル秘攻略法を伝授する「迷い続ける馬券術」など、充実の内容となっております。

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

偶数月8日発売の最先端の儲かる理論を発信し続ける馬券攻略雑誌。亀谷敬正、今井雅宏、井内利彰、古澤秀和など、有名予想家が理論やレースへの見解を発表する場として、コアな競馬ファンに支持されている。ダビスタ雑誌として一世を風靡(?)した過去もある。

関連サイト:競馬王オフィシャルブログ

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング