早9月。
オルフェーヴルに続き、キズナも無事にフランスの地へと到着し15日の前哨戦に向け着々と準備が進んでいる様子。
週中、オルフェーヴルに関しては外傷性鼻出血報道がなされましたが、とにかく2頭とも順調に歩んでほしいと願うばかりです。
そして日本でも函館・新潟・小倉が終わり、今週から舞台は中山・阪神へ。
夏から秋へと競馬を通して季節の変わり目を感じると共に、G1戦線の足音も聞こえ始めていますね。
さて少しばかり夏競馬を振り返りたいと思うのですが、今年は小倉でのリーディングや新潟2歳を制覇するなど川田騎手の活躍が特に目立ったように思えます。
腕っ節の強さと安定した騎座が特徴的な川田騎手。それだけに雨が降り多くの馬たちが脚をとられやすい馬場状態は川田騎手のスタイルが存分に活かされる状況だったように感じます。
また川田騎手と言えば親子4代に続く騎手家系。
それだけにもって生まれた資質と環境から卓越した騎乗技術の持ち主であると同時に、負けん気の強さも人一倍強く、実に個性的。
よって話をしていると私では全く想像もつかないコメントやプライベート話も多く、とても面白いのです。
例えば初出産時のエピソード。
奥さんの陣痛が始まり病院へと向かう際、川田騎手ははじめて出逢う我が子との対面はビシッと決めた格好で臨みたいと思い、オシャレなスーツ姿に着替え始めたのだそう。
しかし初出産と言えば通常十数時間はかかる大仕事で、付き添いをする旦那さんにとっても痛みを堪える奥さんの腰をマッサージしながらサポートをする大変な役目が…。
当然、川田騎手の奥さんはスーツに着替え始めたその様子にビックリし、そして諭し、川田君はなくなくジャージで向かったと…。
「結果、本当にジャージでよかったです」と話していましたが、人生の節目に対する心構えが人一倍しっかりとしているのでしょうね。
だからこそレースにおいてもプレッシャーに強く、人気を背負った時ほど期待に応えてくれる騎手の1人であるように思えます。
やはり騎手もそれぞれの感性や個性を持ち体型も違うゆえ、馬場状況や人気、厩舎との関係性などいろいろな角度から探り馬券を購入してみるのも配当を得られる1つの道なのかもしれませんね。
それでは皆さん、また来週お逢いしましょう。
ホソジュンでしたぁ。