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神戸新聞杯、そして…

  • 2013年09月27日(金) 12時00分
 先週の競馬、エピファネイア福永騎手のレース後のインタビューは本当に嬉しそうでしたね。

 やはり春のクラシック戦線を振り返ると、勝ち馬同様もしくはそれ以上と思わせるポテンシャルをアピールしながらも、折り合いのネックがあっての敗北。
 特にダービーにおいては、いろんな意味において騎手として辛かったことでしょうし、コンビ解散も覚悟したと思います。

 そんな中、秋も再び自分でレースに参戦できることになったわけですから、嬉しさ喜びよりも何としてでも馬とのコミュニケーションをとれた騎乗をしなければならないという責任感でプレッシャーは相当なものがあったと感じます。また陣営も騎手が乗りやすい馬作りを目指して日々の調教に試行錯誤されてきているわけですから、今回のレース振りはさぞ嬉しかったことでしょう。
 弱点を弱点のままとして残さない肥大させない、これが角居厩舎の凄いところであり結果を残すところなのでしょうね。

 さて話は変わり私事で大変恐縮なのですが、皆さんにご報告が。

 今週24日に無事に男の子を出産することができました。

 38歳にしての自然分娩での初出産は想像を超えるほどの痛みと我慢の連続であり、産後1日は手足のシビレと股関節の痛みで動けないほどでした。

 改めて世のお母さん方は凄いなぁ〜と思いましたし、医療などが今ほど進歩していない中で昔の女性はよくもまぁたくさんの子供を出産したなぁ〜と。そして何よりも1番感じたことは、ご先祖さまへの感謝の思い。
 脈々と繋がりを経て授かった命。馬ではないですが血の流れを感じました。

 そして実は私は子供の頃に股関節脱臼をして産まれ足が弱かったのですが、なんと子供も脱臼こそしてないようですが股関節がかたすぎるとのことで、1ヶ月経過してもこのままの状態ならば整形外科で診察を受けるとのこと。まさに遺伝、これまた馬と一緒で凄いなぁ〜と。

 さぁ今週は秋競馬第1弾となるスプリンターズSですね。
 やはり軸はロードカナロア。

 前走は休み明けの58キロ。確実に一度叩かれてよくなるタイプですし鞍上の意のままに臨機応変な競馬ができる点がまた心強い。

 それでは皆さん、秋競馬第1弾スプリンターズSを思う存分楽しみましょう。
 ホソジュンでしたぁ。

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愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。

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