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凱旋門賞〜スミヨン騎手の思いとは…

  • 2013年10月04日(金) 12時00分
 秋競馬第1弾スプリンターズS、良いレースでしたね。
 王者の貫録を見せ付けたロードカナロア、そして2着に敗れはしたものの自分の競馬に徹したハクサンムーンと、共に力を出しきっての内容。

 また3着となったマヤノリュウジンの体が絞れパドックで好ケハイを感じて馬券を追加。
 内枠で流れに乗っての池添騎手の好騎乗もあり3連単をゲット。
 慣れていないせいか? 子供を抱きかかえながらテレビの前で大声を出してしまいましたぁ…。

 出産→退院をして早1週間が経ちますが、日に日に顔つきが変わるベイビーに驚きとカワイさを感じる一方、昼夜逆転の日もあれば、2〜3時間置きに泣き声で起されての授乳など母の大変さを実感中。

 周囲の友達に、「退院してからの2週間が特にシンドイよ」と聞いてはいましたが、痛みから睡魔、そして我慢との闘いの日々。
 ウンギャーウンギャーと泣く我が子に、(私が泣きたいよぉ…)と時折思ってしまいますが、皆こうして大人になっていくのだなぁ〜と改めて母親の愛情の深さや人が1人成長する過程の深みを感じています。

 さて今週は東西で重賞レースが行われます。
 その両レースに管理馬を送り出す梅田調教師が奥様と一緒に病院へと足を運んでくださり、各馬の状態について伺うと、ショウナンマイティの方は、いつも休み明けに比べると少し物足りなさを感じている様子。その一方、アドマイヤラクティはかなり順調で調子が良いと明るい声。
 前走の大敗振りが心配ではありましたが、師の中でその理由を感じているようでしたし、それを払拭できるデキにあるようです。

 さぁそしていよいよ凱旋門賞ですね。
 オルフェーヴル&キズナ両馬とも状態が良さそうですね。オルフェーヴルのスミヨン騎手はマスコミの取材をいっさい拒否しているようですが、それは昨年の悔しさを胸に秘め続けると共に何としてでもオルフェーヴルを凱旋門賞馬へと導いてやりたいという強い思いのあらわれな気がします。

 やはりそれだけオルフェーヴルの能力の高さを感じ、昨年の分も含めて騎手としての使命感を背負って臨んでいる証なのでしょう。さぁどんなレースとなるのか? 本当にワクワクします。

 それでは皆さん、また来週お逢いしましょう。
 ホソジュンでしたぁ。

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愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。

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