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橋口弘次郎調教師/マイルCS『未完の大器クラレント、マイル路線に懸けた勝負』

  • 2013年11月14日(木) 12時00分
橋口弘次郎調教師
春のエプソムC(1着)秋の毎日王冠(3着)と、2戦続けて1800mの重賞を使い、堅実に結果を残してきたクラレント。しかし、指揮官・橋口弘次郎調教師は、天皇賞・秋ではなくマイルCSを選択。その判断には、どんな戦略があるのか。そして、去年のマイルCS、今年の安田記念とも賞金による除外。今回、満を持しての初の古馬混合GI出走に、師はどんな思いを抱えているのか。(取材・文:井内利彰)


◆ゴール直後に即決断

 前走の毎日王冠は過去に経験のない『逃げる』という戦法になって3着。橋口弘次郎調教師は「このレース結果が今後のレース選択の判断材料になる」と明言していたが、どのタイミングで、マイルCSへの路線を決定したのだろうか。

「もともとはマイルに適性があると思っていましたが、春に(1800mの)エプソムCを勝ったことで『天皇賞・秋』というレースが頭に浮かびました。まして、(菊花賞を勝っている)ダンスインザダークの血が流れていますしね。だから、毎日王冠で今後の路線を見極めようと思っていたんです。

 ジョッキーは完璧なレースをしてくれて、結果は3着。勝っていれば

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GIの注目馬にスポットを当て、主戦騎手や管理調教師を独占取材するnetkeibaのスペシャルインタビュー。GIに向けた意気込みや中間の調整過程、レース後に直撃し、戦いの舞台裏にあった知られざる真実を語っていただきます。

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