メイショウマンボが、オークス・秋華賞そしてエリザベス女王杯も制覇。
ほんと凄いの一言です。
春先頃は折り合いに気を使うところがありましたが、今では幸四郎騎手が完全に手の内にいれての騎乗。
レース振りが上手になっている点がこのG1・3勝に繋がっているのでしょう。
あの掛かってしまっていた桜花賞時の最終追いきりが懐かしく思えます…。
実は先週の日曜日、エピファネイア号の菊花賞優勝祝賀会の司会をさせて頂いたのですが、その際に福永騎手が、
「馬を掛からないようにコントロールする調教はできるけど、ただ掛からなくするだけでなく、走る意欲を持たせたままコントロールしやすい馬を作るのは難しいこと。それができてしまうのが角居厩舎」と話していましたが、G1を取れるポテンシャルを兼ね備えた競走馬の調教において最も重要なことは、野性の本能を殺さずに、なおかつレースで騎手がコントロールできる馬を作ることにあると感じます。
このあたりにおいては、感覚・感性の領域ゆえ言葉にするのは難しいように思えますが、今回においては、牧場から厩舎そして騎手と乗り手の連携を保った中で1つ1つが点ではなく線となって繋がるように務めた様子。
また傍からみていて感じたことは、春先は学習という面を考えた馬への要求が多かったようですが、秋は馬の気持ちを尊重し個を大事にしていたようにも…。
子育てもそうですが、親が過度の期待を要求しすぎると子供はある時点を境に萎縮してしまう傾向にあるように思えます。
まだ私も子育てが始まったばかりですが、理想は子供が方向性を失わないようにポイント・ポイントで導きながらも、基本は自由にノビノビと育てられたらいいなぁーと思っています。
さて今週はマイルCS。
当日の馬場状態が気になるところではありますが、馬場が渋って力を要する状態となれば、コパノリチャード・ダイワマッジョーレ・ドナウブルーが魅力と感じますし、パンパンの良馬場ならばダノンシャーク・トーセンラー・サダムパテック。
それでは皆さん、また来週お逢いしましょう。
ホソジュンでしたぁ。