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安達昭夫調教師/JCダート『“まだまだやれる”8歳馬エスポワールシチーのラストラン』

  • 2013年11月28日(木) 12時00分
安達昭夫調教師
39戦17勝。うちGI9勝は、ヴァーミリアンに並ぶ史上最多記録。圧倒的な成績を誇るエスポワールシチーが、このJCダートで引退を迎える。8歳となった今年も、フェブラリーS2着から始まり、かしわ記念2着、秋は南部杯、JBCスプリントを連勝と、GIパーフェクト連対中。まだまだパワーみなぎる同馬。管理する安達昭夫調教師が、最後の戦いへの思いを語った。(取材・文:井内利彰)


◆“JBCで引退”を払拭

 エスポワールシチー。既報の通り、今年のJCダートがラストランになる。そのいきさつについて、安達昭夫調教師はこう説明する。

「JBCを走る前に『これで引退』という話もありました。しかし、レースが終わってから『JCDに登録してほしい』という、オーナーの意向を受けて、このレースが引退ということになりました」

 やはり前走の勝ちっぷりから「まだまだやれる」という思いが、現役続行の道を選択することになったのだろうか?

「そうかも知れませんね。確かに、去年は南部杯を使った後、輸送疲れがあり、調整にかなり苦労しましたが、今年はほとんど疲労がなかったんですよね。だから、レース間隔が詰まったJBCスプリントでもあれだけのパフォーマンスができたんだと思います」

 もともと、夏場は強くない馬なので、エルムSをステップにした昨年の南部杯よりも、夏場を休養に充てた、今年のローテーションがエスポワールシチーにとって、最適なレース間隔だったということはあるだろう。ただ、

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GIの注目馬にスポットを当て、主戦騎手や管理調教師を独占取材するnetkeibaのスペシャルインタビュー。GIに向けた意気込みや中間の調整過程、レース後に直撃し、戦いの舞台裏にあった知られざる真実を語っていただきます。

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