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松田博資調教師/阪神JF『ハープから見て一番怖いのはレーヴ』

  • 2013年12月05日(木) 12時00分
松田博資調教師
松田博資師はこれまで阪神ジュベナイルフィリーズを3勝している。ブエナビスタ、レーヴディソール、ジョワドヴィーヴル。いずれも後ろからレースを進め、末脚をいかして完勝している。今年、松田博師は人気必至のハープスターとこのレースの優勝馬を姉に持つレーヴデトワールをこのレースに送り出す。今回はこの2頭の調整過程とレースへの期待について伺った。(取材・文:花岡貴子)


◆普段はとても大人しいハープスター

 ハープスターはとても大人しい馬ですね。

「普段はボーっとしているよ。本当におとなしい。牧場時代も厩舎にきてからも今まで一度も暴れたのを見たことがない。普通、どんなに大人しい馬でも何度かはそういうところを見せるものだけどね。ここまで大人しい馬はなかなかいないよ。」

 そして、食欲旺盛。

「まぁ、よく食べる(笑)。牝馬でこれだけカイ食いがいいのは頼もしいよ。新潟へ遠征したとき、出張先の馬房が寝藁だったんだけど。レース前にその寝藁を食べてしまい、お腹がぽっこりしていた。大丈夫かと心配したけど無事勝ててよかった。そして、レース後は体はスッキリ、馬もケロッとしていた(苦笑)。そのくらいタフな馬なんだ。」

 新潟2歳Sのあとはいったん放牧。その後、暮れのGIを目指して早めに栗東へ戻しましたね。

「放牧先でも食欲は落ちず、さらに太って帰ってきた。でも、調教をしながらカイバを落とすわけにはいかないから、普通に食べさせながら普段どおりの調教をしてきたさ。」

 現状、太目感はどうでしょう?

「今もまだ太いは太いが、だいぶ引き締まってきた。追い切るごとに動きもよくなっている。」

 レース当週の追い切りはラウンドワールドに先着していますね。

「全体の時計がちょっと速かった。でも

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GIの注目馬にスポットを当て、主戦騎手や管理調教師を独占取材するnetkeibaのスペシャルインタビュー。GIに向けた意気込みや中間の調整過程、レース後に直撃し、戦いの舞台裏にあった知られざる真実を語っていただきます。

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