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◆相当なポテンシャルを秘めるハープスター

　先週のJCD、ルメール騎手見事すぎましたね〜。
　しかもその前の東京のレースも完璧な騎乗振りで勝利を収めていただけに、今回においては個人的に少し評価を下げていたところもあったのですが、考えが逆でしたね。ルメール騎手だからこそ、信頼すべきでした。

　そして注目したワンダーアキュートがまたまた2着という結果に。3年連続の2着。厩舎&馬にとっての中央G1勝利を夢見ていた陣営の思いから、(阪神の直線がもう少し長かったら?)、(出走頭数がもうちょっと少なかったら?)、とタラレバを考えてしまいましたが、陣営もコメントされていた通り、誰もが納得のいく内容であり、さすが武豊騎手と言った手綱捌きであったのも真実。

　両者とも最善を尽くした中での見応えのあるゴール前となりましたね。

　一方1番人気で3着となったホッコータルマエですが、こちらは南部杯から少し歯車がJCDへとはむすびつかなかったように個人的には思えました。とは言え調子落ちがなく、これだけコンスタントに出走ができ、なおかつ結果も残すのですから本当に凄い馬だと改めて感じました。

　さぁ今週は、阪神JF。
　やはり注目はハープスターでしょう。

　先日、キズナを管理される佐々木調教師とお話をしていた際、「今年の2歳は1頭とび抜けた存在がいる。あの馬は凄い」と、ハープスターのことを話されていましたが、あの新潟2歳Sでの走りにはビックリしました。

　キャリア2戦目にして最後方から一気に全頭抜き。しかも上がり32.5。
　通常ですとキャリアの浅い馬が驚異的な上がりを使って勝利をした時は、脚元や精神的な面において次走が心配になるものですが、川田騎手もゴール前は流す感じでフィニッシュ。

　心身共に追い込んだ様子ではなかっただけに、その点は心配なさそう。
　とは言え、今回は初コースに初の右回りで休み明け。しかも前走スタート後に進んでいかなかったところを見ると、レース内容が未知なところもあるだけに、絶対安心とはいえないところも…。

　でもその一方で相当なポテンシャルを持っていることは明らかですし、数々のG1馬を輩出してきた松田博資厩舎。しかも担当されるのはベガと同じく腕利き厩務員の山口さんとあって、心配な点を払拭してくれそう。

　やはりハープスターが軸かな。相手は完成度の高さでホウライアキコ。

　それでは皆さん、また来週お逢いしましょう。
　ホソジュンでしたぁ。