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迷った末の「手広く勝負」は正解!?/日経新春杯

  • 2014年01月17日(金) 18時00分


◆「まず来ない」馬を消去した7頭残しで初白星を!

井崎 先週のシンザン記念、懸念はしていたが……やはりトリガミになってしまったか。

須田 圧倒的1番人気のミッキーアイルが勝って、2着に2番人気のウインフルブルーム。馬連320円での決着だと、3着タガノグランパがヌケだった時点で自動的にアウツですな。

井崎 ウインフルブルームを軸で取った意味がまったくなかったという、じつに悲しい結果だもんなあ(笑)。ま、黒星ではなかったことを無理やり喜ぶしかないか。

須田 それ、ホントに無理やりですね(笑)。そういう意味では、今週の日経新春杯は安心ですよ。ここはオッズも割れるでしょうし、的中すなわち白星!となる可能性大です。

井崎 じゃあ、サトノノブレスから相手6頭に流す馬券で。

須田 結論はやっ! な、なかなか斬新なパターンで攻めてきましたね……。

井崎 いや、もっと簡単に絞れるかなと思ったんだが、実際にやってみたらなかなか消去ネタに引っかかってくれなくてさ。それに、手広くいったほうがいい気がするし。

須田 確かにここは一長一短あるメンツというか、波乱含みだとは思いますね。どの馬がどの程度の人気を背負うかも、この時点ではなかなか読めませんから。

井崎 ただ、今回の消去ネタに該当しているのって「まず来ない」といえるパターンばっかりだからね。無理せず、確実に消せる馬を消した結果、この7頭が残ったんだよ。

須田 つまり、この7頭が1着から3着までキッチリ独占する可能性が高いと。

井崎 ウン、そこについてはけっこう自信がある。で、問題はどの馬が上位に食い込むかなんだけど……こっちはサッパリ読めないんだよなあ(笑)。

須田 いやいや、笑い事じゃありませんって。だって井崎センセイ、ついさっき「サトノノブレスが軸」って断言してましたよね?

井崎 ああ、それは単純に「外よりは内のほうがいいだろ」という話だったりする。若い馬のほうが明らかに強いレースだし、それに菊花賞2着の実績馬でもあるワケでさ。

須田 でもセンセイ、日経新春杯で5歳以下馬が強いのは事実ですが、データ的には4歳馬よりも5歳馬のほうが期待できるんですよ。そのあたりは、どうお考えですか?

井崎 ……ラブイズブーシェ軸のほうがいいかな?

須田 それについては何とも。というか、荒れる可能性が高いと思うのであれば、トリガミ覚悟で軸を取らないという手もあるとは思うんですよ。

井崎 そりゃまあ、3連複だったらボックスでも35点で済むし、これくらいの配当なら十分に期待できると思うんだけどねえ。ただ、2週連続トリガミは恥ずかしいだろ(笑)。

須田 そんなの、予想コラムとしては最低の結果ですよ(笑)。ただ、荒れるという前提に立ってのものであれば、アリっちゃアリです。さ、どうします?

井崎 よし、ここは須田クンの助言に乗ってみるか。当初の予定を変更して、軸は取らずに手広く勝負といくよ。で、ハズレた場合は責任を押しつける、と。

須田 それはいっさい受け付けません! 予想が当たって、しかもサトノノブレスが3着以内に来た場合だけは、愚痴っていただいて結構ですけどね。

井崎 じゃあ、ここはぜひテイエムイナズマやコウエイオトメに頑張ってもらわないとなあ。景気のいい初白星ゲットとなるか、それとも最高にカッコ悪い結果となるか!?

☆1番サトノノブレス
☆4番フーラブライド
☆6番ステラウインド
☆8番アドマイヤフライト
☆9番コウエイオトメ
☆10番テイエムイナズマ
☆13番ラブイズブーシェ

・前走10番人気以下だった6歳以上馬
※京都過去10年[0-0-1-29]
●2013年該当馬→メイショウカンパク(8着)、ロードオブザリング(13着)、トップゾーン(16着)
○2014年該当馬→サフランディライト、ウインドジャズ、トップゾーン、ロードオブザリング、ジャングルハヤテ

・前走4番人気以内馬をのぞく、7歳以上馬
※京都過去10年[0-0-0-29]
●2013年該当馬→エナージバイオ(11着)、トップゾーン(16着)
○2014年該当馬→トップカミング、カワキタフウジン、ウインドジャズ、トップゾーン、ロードオブザリング、ジャングルハヤテ

・前走で1800m以下戦に出走して3着以下だった馬
※京都過去10年[0-0-0-30]
●2013年該当馬→サトノパンサー(14着)
○2014年該当馬→トップゾーン、ラウンドワールド、クラウンレガーロ、ジャングルハヤテ

・前走が5番人気以内、かつ5着以下だった馬
※京都過去10年[0-0-0-17]
●2013年該当馬→エキストラエンド(5着)、メイショウウズシオ(15着)
○2014年該当馬→ラウンドワールド、クラウンレガーロ

2013年残った馬→カポーティスター、ムスカテール、トウカイパラダイス、カルドブレッサ、カフナ、ナムラオウドウ、ホッコーガンバ、ダコール、オールザットジャズ

【2013年結果】
1着:カポーティスター(○)
2着:ムスカテール(○)
3着:トウカイパラダイス(○)

2014年上半期[星取り表]:●△

1975年から新聞、雑誌などにユニークな競馬エッセイを発表。1983年からフジテレビの競馬中継にレギュラー解説者しても活躍中。須田鷹雄との掛け合いによって誕生した消去法は、もはや伝説の馬券術。巷では「1年遅れのバカ当たり」とも称される!?

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