---

◆横山典騎手の馬との“対話”

　まさか2週に渡り東京開催が中止になるとは…驚きでした。
　いろんなところに影響がありましたね。
　こうなると皆が精神的にシンドイ状態に…辛いですね。

　また開催日だけに限らず、週中も雪による影響で調教コースや馬場開場時間なども変更されるゆえ、馬を管理される方々にとっては臨機応変な対応や繊細な馬の気持ちにどこまで気づいてやれることができるのか?そのあたりの心配りも重要な要素となってきそうです。

　さて先週の競馬ですが、まず皆が驚かされたのがジェンティルドンナでしょう。
　いくら休み明け初戦とは言え、反応なくレースを終えることに…。
　レース後はなぜ?という思いと、何ともなければいいなぁ無事を願っていましたが、今週水曜日には角馬場でのトレーニングも開始。

　陣営も、「馬体は大丈夫だよ」とのことでしたので、とりあえずホッとしました。
　レース直後はまだ前哨戦の段階でいつもより体もユルク、パドックでの入れ込みから心身のバランスがとれていないようにも感じましたが、レースを見直して最終的に最も気になったのがゲートでした。ゲート内で潜るなんてことを今まで1度もしたことのない馬が潜り、バランスを崩してのスタート。

　これまではどちらかと言うと好スタートを決めていた馬。個人的にはそのあたりが非常に気になりましたし、一度こういうことになってしまうと次のレースでのゲート内での行動・精神面に着目すべきことがおおいように思えました。一方、勝ったデスペラードは続けて横山騎手が乗り続けたことが大きな勝因だったと思えます。さすがノリさんと思わせる巧みさ。これは戦法もちろんですが、馬との呼吸を1レース1レースで積み上げてきたことが繋がっての勝利だったように感じ、改めて馬と対話ができる方だなぁ〜ステキだなぁ〜と思えるものでした。

　さて今週は、2014年初のG1・フェブラリーSです。ニホンピロアワーズやホッコータルマエも気になるのですが、今回はあえて8歳馬のワンダーアキュートを軸に、ニホンピロアワーズ・ホッコータルマエ・ソロル・アドマイヤロイヤルに流そうかと考えています。

　それでは皆さん、ステキな週末をお過ごし下さい。ホソジュンでしたぁ。