◆1600mから中距離のカテゴリーで1800mを最も苦手としているディープインパクト産駒
手品はタネ(カラクリ)を見せてしまえば感動が薄れるものです。
先週の中日新聞杯は本命マーティンボロ(1着)対抗ラブリーデイ(3着)3番手ラキシス(2着)で3連単14万馬券を的中しました。が、ほとんどのユーザーの方々にはまったく感動してもらえませんでした。
youtubeでも公開中の「亀谷敬正の血統データラボライブ」でマジックのタネを見せながら予想したからです。(現在再放送中。亀谷ホームページからもリンクがあります)
いうまでもないことですが、マジックのタネは「ディープインパクトを買うだけ」最初から予想ごときで感動していただこうとも思っていませんけれども、暗い密室で瞑想でもしながら予想をすれば「神の領域」と勘違いしてくれる人もいたかもしれません。同じ曲でも、ゴーストが書いたのと瞑想をしながら書いたかのように演出するのではウケが違うのと同じように。
さて、今週は3日開催。重賞が4レース。すべてディープインパクト産駒を本命にしてしまえば2つ以上は当たるような気もします。が、手品のタネをバラした後の週でディープを全部◎にするのもウケが悪いでしょうし(ウケを狙って予想しているわけじゃないんですが)ディープが1頭だけでもないので、一応見解も述べます。
まずは、フラワーCとスプリングS。いずれも中山1800mで行われる重賞ですが、ディープインパクト産駒は1600mから中距離のカテゴリーで最も苦手としている距離が1800mです。
1600の単勝回収率が95%。2000mは108%。一方1800mは37%と大きくダウン。ここはディープよりもキングマンボ系やロベルト系、トニービンの血を上位に取ります。スプリングSは、ダイワリベラルが母父トニービン。クラリティシチーは父キングマンボ系。フラワーCはマイネグレヴィルがブライアンズタイム産駒。ホクラミニサは母父ブライアンズタイム。おっと、父はディープインパクトですね。
ただ、同一コースで行われた先週の中山牝馬Sもディープ産駒は2着(同着)。ディープ産駒もどうせ馬券になるんでしょう。
阪神大賞典はサトノノブレス云々以前に、個人的には馬券自体の妙味がないと思っています。
ファルコンS。実は、というほどの話でもないのですが、ディープインパクト産駒は1400m以下の重賞は、今のところ1勝のみ。先週も1400m重賞は人気で消えました。ただし、中京芝の場合、ディープインパクト産駒は1400m以下でも期待値が高いのです。
よって、勝負消し。とまではいかないでしょうが、ディープを軸にはしたくないので、ここは短距離適性高いタイプのノーザンダンサー系から。過去2年父か母父ノーザンダンサー系が1−3着を独占。昨年も1、2着はノーザンダンサー系。ノーザンダンサー系のなかでもストームバード系が強いレース。
今年の出走予定馬で父か母父ストームキャット系はタガノブルグ、ネロ、マキャヴィティ。ただ、サトノルパンも母父ノーザンダンサー系なんですが。
今週は4レースともディープ産駒が得意とはいえない距離での重賞。結局馬券にはなるんでしょうけれど、違う種牡馬の産駒から本命を選ぶつもりです。どうせ来週からディープ◎を連発するかもしれませんから。