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難解なダービー卿CTはこの馬を狙え!

  • 2014年04月03日(木) 18時00分


◆皆が嫌がる条件に高配当あり!?

担当編集者(以下、編) 石橋さん、先週の高松宮記念は残念なことに……

石橋 武(以下、石)) はい、外しました。勝ったコパノリチャードが抜けてしまって。ホント申し訳ない。

編 2着の人気薄スノードラゴン(8人気)の激走は見抜いていたんですけどね。上位に評価して。それだけに惜しいレースでした。

石 そうなんだよね。雨の道悪競馬ということもあってスノードラゴンを評価したんだけど、勝ったコパノリチャードがあそこまで走れるとは……。もっと精進せねばと。

編 ホント頼みますね。

石 いきなり上からのコメントかよ(笑)。

編 それにこのコラムでは穴馬しかあげちゃダメという厳しいルールというのはわかりますけど、先週挙げた穴馬って3頭とも走ってないんですよね。

石 あ、はい。そうですね。

編 フェブラリーSでコパノリッキー(16人気1着)推奨したからって、調子に乗ってるわけじゃないよね。

石 もちろんです。大切なのは終わったレースよりもこれからのレースですから。

編 まあ、わかってるならいいけど。これからクラシックも始まって大切なレースが続くからね。競馬だから全部当てろとはいわないけど、それなりの結果は残してもらわないと。

石 ……はい。

編 って、一度言ってみたかったんですよ(笑)。

石 意外と目はマジだったけど。

編 演技派なんで(笑)。でもまあ、この対談で挙げた3頭は残念でしたけど、スポーツマスターで配信している勝負予想ではスノードラゴンみたいな穴馬を推奨していますからね。そのあたりはやっぱりさすがですよ。土曜日の春風S(中山10R)でも好配当を的中していますし。

石 ん〜、まあ、次のG1桜花賞はきっちりと仕留めます。

編 お、的中宣言。

石 いや、的中希望。競馬なんでね。

編 まあ、何が起こるかわからないですからね。でも期待してますよ。

石 もちろん。

編 期待といえば、今週末のダービー卿CTも高配当が狙えるレースですよね。

石 そう! 楽しみなレースだよね。中山マイルというトリッキーなコースだし、ハンデ戦だし、馬場も荒れていてクセがあるし。荒れる要素満載!

編 石橋さんって、ホント変わってますよね。

石 なんで?

編 だって、いま石橋さんが挙げた条件って、みんないやがるじゃないですか。難しくて。

石 皆が嫌がる条件に高配当ありって言ってね……

編 格言風に言ってますけど、今適当に作った言葉ですよね。

石 う、うん。まあ(笑)。でもその通りでしょ? どの馬が来てもおかしくない、難しい条件ということは、反対に言えば、きっちり当てれば高配当ゲットのチャンスは大きいということだからね。

編 現にこのレースは10万馬券連発どころか100万馬券も飛び出していますもんね。

石 そうでしょ? 僕みたいな穴党にとっては気合いの入る一鞍だよ。

編 じゃあ、ここでも気合いを入れていただいて、現時点で石橋さんが注目している穴馬を教えて下さい。

石 まずはレオアクティブ。

編 近走はまったく結果が残せていないだけに、人気はなさそうですよね。

石 でも、中山マイルで朝日杯FS3着、京成杯AH1着とコース実績はあるし、近走の惨敗も敗因ははっきりしているからね。直線で前が塞がったり、不利を受けたり、前残りだったりと。

編 たしかに前走でもいい脚を使っているんですよね。

石 その前走でもわかるように荒れた馬場も苦にしないし、今の中山コースはぴったり。このレースで過去に穴をあけた馬って、基本的に先行馬か、早い上がりを使えるタイプなんだけど、その点も合致するよね。

編 そうですね。あとは中山マイルだけに枠順か。

石 そうそう。その枠順についても言っておこう。中山マイルは極端に内枠有利と言われていて実際にそうなんだけど、先週の雨の影響もあるし、かなりの荒れ馬場開催となっている今は、その傾向を鵜呑みにするのは危険だよ。

編 外枠のほうが有利と。

石 違う、違う。そんな単純なものじゃない。内枠に先行馬が入ったからといって、無条件に買えばいいってわけでもないし、外枠に入ったからといって消しちゃおうなんて安易なこともしちゃダメ。ちゃんと馬場を見て、どういう競馬になるのか見極めないと。

編 それ、難しいんですよね。

石 だからさっきも言ったけど、皆が嫌がる条件に高配当ありって……

編 はいはい、もうそれはいいです。

石 ま、冗談はさておき、幸いにしてダービー卿CTは日曜日のレースだから、土曜日にたっぷりと馬場が見られる。

編 ん〜、そこは石橋さんにお任せします。

石 は?

編 だって日曜日の勝負予想の配信は、土曜日の馬場傾向を踏まえているんですよね?

石 当たり前だろ。

編 じゃあ、僕らはその配信を待っていればいいだけじゃないですか。

石 まあねぇ。

編 ほら。だからそのあたりの難しいところは石橋さんに任せて、とりあえず今は注目穴馬を教えて下さいよ(笑)。

石 へいへい。じゃあ、ネオウィズダムもチェックしておきましょうかね。

編 この馬は中山での実績がないですよね。走ったのは、朝日杯FSの10着だけで。

石 まあね。ただこの馬の1400m戦でも前につけられる先行力は「買い」だよ。それに朝日杯FSはロゴタイプのペースにハマって、先行馬が崩れたレースだったからね。そんなに気にする必要はない。今回はハンデもそんなにもらわないだろうし、好走する可能性は十分だよ。

編 たしかにハンデは前走と同じ54キロでしょうからね。期待できそうです。

石 あとは前走で、厳しい競馬ながら前につけて踏ん張ったカオスモス。

編 ああ、前走は後方の馬が勝ったレースでしたからね。先行したこの馬にとっては厳しいレースになっちゃいましたよね。

石 うん、ただ今回はあの敗戦で人気を落とすだろうし、いい狙い目になるよ。

編 いいですね〜。どの馬が馬券に絡んでも高配当が期待できそうです。

石 あとはさっきもいったけど、枠順と土曜日の競馬の見極めだね。現時点ですでにこの馬で決まるだろう〜という本命候補がいるんだけど、その馬ですら枠順、馬場傾向次第では評価を下げる可能性があるからね。

編 おお、どれですか、その馬?

石 今言えるわけないだろ(笑)。もし週末の評価が違ったら混乱させちゃうかもしれないのに。

編 やっぱり。軽く聞いたら答えてくれるかなと思ったんですけど、さすがにそれは通用しなかったか(笑)。まあ、いいです。日曜日の最終結論まで楽しみに待ってます。石橋さん、どうもありがとうございました。

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1964年東京生まれ。2012年12月『単勝二頭流』(東邦出版・発行)で、競馬本作家としてデビュー。パチンコからパチスロ、麻雀、競馬、競艇、競輪、果ては株や先物取引、FXまで手広く(?)手がける根っからのギャンブラー。一時期、競馬から遠ざかったこともあったが、3連単の発売を機に復帰。現在は、最も儲かるという競馬を主戦場に選んでいる。独自の理論「単勝二頭流」の構築後も、さらなる飛躍を目指して切磋琢磨する日々。

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