◆中山芝1600mで種牡馬以上に注目したい母父
先週の当コラムで「中京芝1200mはアドマイヤコジーン産駒が2桁人気で2勝しているように超絶向く条件」と書いたので、アドマイヤコジーン産駒のスノードラゴンを本命にしたら2着。
日経賞は亀谷ホームページで公開している無料見解で「母父ダンシングブレーヴが2回人気薄で馬券に(ネコパンチ、トーセンクラウン)」と書いてあったので、ホッコーブレーヴを対抗にしたら10人気で2着。3番手のウインバリアシオンの勝利は順当としても、本命のラストインパクトが危うい3着。
血統の威力に改めて感心するとともに、高松宮記念でコパノリチャードに高い評価を与えられないことや、ホッコーブレーヴを本命にできない予想センスのなさに改めて失望した3月末でした。
ということで、今週末はダービー卿が行われる中山芝1600mにて、人気薄で走った回数の多い種牡馬を並べてみましょう。この作業の方がボクの予想なんかよりも数十倍役に立つはずです。
中山芝1600mで人気薄(7人気以下)での激走回数(3着内数)が最も多いのがキングカメハメハ。複勝回収率も162%とプラス収支。
続いてダイワメジャー。こちらも複勝回収率157%でプラス。
あとは、フジキセキ、ゼンノロブロイ、ローエングリンと続きますが、当コースでは種牡馬以上に注目したいのが母父サンデーサイレンス。
当コースで人気薄で馬券になった馬のおよそ20%は母父サンデーサイレンスなのです。首位のキングカメハメハが10%程度。しかもキンカメ産駒で走った馬のうち、70%が母父サンデーとの配合馬だったことを考えると、当コースでおさえるべき最強の血統ポイントは「母父サンデー」です。という話は、もう3年ぐらい書いてますが、毎年走るんですから、変えようがありません。
母父サンデーの馬は、自動的に父は非サンデーとなります。サンデー系は日本の最強主流系統である以上、非サンデー系は主流とは少しズレることになりますが、中山芝1600mでは、母方にサンデーの血を入れて父親は少し主流とズラした方が合うのでしょう。
今年の出走予定馬で母父サンデーはコディーノ、ダイワファルコン、プリムラブルガリス、インパルスヒーロー、インプロヴァイズ、トリップ。結果的に5頭も上がったので、どれかは走りそうです。
父サンデー系では当コースでも、当レースでもダイワメジャーが有力。カレンブラックヒルとブレイズアトレイルが出走。これで約半分が該当してしまいます。
あとは、人気と、当レース、今の馬場のポイントでもあるダート1800m適性も兼ね備えたタイプをヒントに絞り込むことになります。本当は絞りこまなくてもいいレースだけ選べば、センスがなくてもプラス収支にできるのですが。(センスが必要ないので)
ダービー卿のセンスのない絞り込みは亀谷ホームページで。