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勝利してショック?!そして桜

  • 2014年04月11日(金) 12時00分


◆ハープスターはさらに状態アップ

 キズナ&武豊騎手、カッコよすぎましたね〜。
 終始エピファネイアを見ながら、きっちりとねじ伏せての競馬。

 さすが凱旋門賞で道中はトレヴを見ながら、そして勝負所ではオルフェーヴルを封じ込めるというセンスある競馬ができたコンビ。

 引きあげてくるキズナを迎えながら管理する佐々木師は、「なぜ2番人気なのか?それにショックだよ…。世界4位の馬だよ」と。

 凱旋門賞後、今年もまた参戦すると決意した時点で国内の1戦1戦が負けられないレースになると覚悟を持って過ごされていた佐々木師。その思いが伝わる仕上げと内容でした。

 またパドックでシリッパネをする姿には、入れ込みというよりも、はやく走りたいといっているかのような雰囲気。

 しかもこのキズナは、発走時刻が近づけば近づくほど冷静さと集中力を増していくタイプ。

 以前に増して走ること、レースに挑むことが好きになっているかのようでした。

 そして一方のエピファネイアは、キズナとは対象的に?マークが残る1戦に…。
特に最後トウカイパラダイスを捉えきれなかったあたりに不安が増す内容でした。

 香港まで間隔も短く、なおかつ馬にとっては初海外遠征。そのあたりをふまえて陣営がどう馬を作り上げていくのか?気になります。

 さぁ今週は桜花賞。
 注目は何と言ってもハープスターでしょう。

「負けられない、勝ちきりたい」と強い眼差しで話す川田騎手を背に圧巻のレース振りを見せつけた前走のチューリップ賞。

 その後ですが、チューリップ賞の時に目だっていた冬毛も抜け落ち、さらに状態アップの様子。

 なんでもここ最近は自我がでてきたようで、蹴るわ・立ち上がるわと、大変な様子。

 よって、「あとはとにかく無事に過ごすこと」と山口厩務員。
 阪神JFの際は体重を絞ることに重点をおいての調整でしたが、前回も含め今回はレースに向けての体作りができており、状態面においては心配なさそう。

 素晴しいパフォーマンスが期待できると感じます。
 それでは皆さん、日曜日は是非とも阪神競馬場でお逢いしましょう。

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愛知県蒲郡市出身。JRA初の女性騎手として96年にデビュー。2000年には日本人女性騎手初の海外勝利を挙げ、01年6月に引退。 現在はホース・コラボレーターとして、フジテレビ系『みんなのKEIBA』などに出演。

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