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“ダービーポジション”が蘇る? 上がり3ハロンでダービーを斬る!

  • 2014年05月26日(月) 20時00分
キズナ

▼昨年はキズナが33.5秒の脚で勝利

走破タイム・上り3ハロンを分析することで導き出される、ダービーの好走・激走条件とは? 大好評! データ派の俊英が第81回ダービーの真実に迫る!
(データ提供・文/大石川大二郎)



◆後半の上り勝負が年々厳しくなっている

 ベテランの競馬ファンだと、相変わらずダービーに対して「固い」というイメージを持っている人が多いようです。それはかつてレース傾向として1番人気が強い時代が続いていたからでしょう。1番人気は勝つか、馬券には絡むという時代は長きに渡りました。

 近年で1番人気が3着を外したのはウォッカが勝った07年。それまではアイネスフウジンが勝った90年以降、1番人気が17年間連続で複勝圏内に入っていたのですから、そういうイメージが定着するのも無理はありません。

 一方、近年のダービーは荒れる傾向に向かっているようです。過去10年では1番人気は3回も複勝圏内を外し、2桁人気馬が3回も連対しています。3連単では10万円超クラスの配当がバンバン出ているのですから、もはやダービーで固い馬券を買うのは得策とはいえなくなっているのかもしれません。

 なぜダービーはこのように様変わりしてしまったでしょうか。その理由を走破タイムに注目して探っていきたいと思います。

 皐月賞時のコラムでも触れましたが、皐月賞の走破タイムは年々速くなっていて、同レースはもはやほぼ確実に2分を切るレースになっています。これはサラブレッドの全体的なレベルアップがもたらすものに違いありません。そして今年も指摘した通りイスラボニータが1分59秒6という時計で勝利。2000mという距離は中距離にカテゴライズされるかもしれませんが、もはやGIの皐月賞ではスピード競馬に対応できない馬では勝てなくなっているのです。

 さて、それではダービーはどうなのでしょう?

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