スマートフォン版へ

東京ダービー

  • 2014年06月03日(火) 18時00分
 東京ダービーは2000mながらハイペースになるハードなレースで、実績もさることながら遅咲きの素質馬も軽視はできない。羽田盃を圧勝のハッピースプリントを中心にドバイエキスプレス・ドラゴンエアル両馬を有力視したが、2連勝の上り馬ワタリキングオーと戸崎で絶好枠に恵まれたサーモピレーが不気味な存在である

 ◎ハッピースプリントの「強さ」はいまさら言うまでもなく、好位で競馬が出来る信頼性と名手・吉原の手綱で、2冠達成は叶うと見た。

 〇ドバイエキスプレスはレース間隔があいた羽田盃は2着に敗れたものの、叩かれた今回は追い切りの動きも軽く、優勝の可能性は十分にある。

 ▲ドラゴンエアルは追い込みタイプだから2000mなら面白い。今回は長目から追い切られた調教内容が良く、あとは今野の腕を信じたい。

 ×ワタリキングオーは1600mから初距離の2000mになるが、距離延長は歓迎と思われ、2連勝の勢いで好勝負が期待できる。

 注サーモピレーは名手・戸崎を鞍上に絶好枠を引いて先行し、どこまで粘るかが楽しみ。血統的に2000mはこなせるはず。

 △キットピークの馬体成長は目覚ましく、引き続き岡部騎手で侮れない。

◎15ハッピースプリント
○14ドバイエキスプレス
▲02ドラゴンエアル
×13ワタリキングオー
注01サーモピレー
△07キットピーク

このコラムをお気に入り登録する

このコラムをお気に入り登録する

お気に入り登録済み

競馬評論家・作家(日本推理作家協会会員)。競馬記者から麻雀プロに転向して第6期最高位のタイトルを獲得。著作に「ダービーを盗んだ男」「天才騎手」などがある。

バックナンバー

新着コラム

アクセスランキング

注目数ランキング