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噂のポルトドートウィユを見てきました

  • 2014年06月05日(木) 18時00分


◆ウインバリアシオンは雰囲気良し

 栗東も梅雨に入りました。予報は曇りでも、いつ雨が降ってもおかしくないような雲行きで。そうかと思うと、雨予報なのに降ってこなかったりしています。

 曇り空は、これまでは決して歓迎してこなかったのですが。最近は日差しがあまりに強いので、ちょっとうれしかったりします。日差しが暑いと、とにかく“暑い”!!いま栗東は平日は午前6時に開門(馬場での調教がスタートする)ですが、だいたい午前8時ごろにはかなり暑くなっていましたから。これだけ暑い中で調教していたら、馬もバテますって!

 かつて、ヤマニンウイスカーが小倉の暑さにやられて熱中症になったことがありましたけど。あの馬は青毛で真っ黒だったから、少し仕方ない気もしますが。最近では芦毛の馬まで熱中症になったという話を聞きます。うーん、こまったもんですね。北海道からの便りも「暑い」ですし、ほんと日本全国どうなってしまうのやら…。いま、過ごす毎日を大切にしていきたいものです。

 さて、いよいよ今週から2歳戦。22日、阪神芝1600m戦でデビュー予定のポルトドートウィユを見てきました。

トレセン密着

ポルトドートウィユ


 母はポルトフィーノ、エアグルーヴの孫にあたり、父はディープインパクト。言わずと知れた良血ですね!血統的に素晴らしいのはもちろんなんですが、血統を伏せたとしてもこの馬の素晴らしさが伝わってくる…。そんな馬です。

「可動域が大きくて、身体能力が高いです」と高野師。身のこなしがしなやかで、ちょっとした動きのひとつひとつがさすが良血!と思わせます。

 担当しているのは川辺助手。池江泰郎厩舎でずーっと働いてきた腕利きさんで、池江時代は皐月賞馬のノーリーズンを手がけていました。

「それだけの大ベテランなので、こちらとしても心強いです」と高野師も厚く信頼していました。鞍上は川田騎手とのこと。高野厩舎はこの春、ショウナンパンドラもハピネスダンサーも権利取りに苦しみましたから。ポルトドートウィユは早めに早めに賞金を積んでゆったりとクラシックを見据えられるといいですね。それまでに名前を連呼できるように練習しておこうっと!

 宝塚記念に向けて、ウインバリアシオンが栗東に帰ってきましたよ。

「プラス10キロくらい。雰囲気もいいし、脚元も大丈夫」と中山助手。結局、大幅なプラス体重に悩んだのは屈腱炎で長期休養したときだけでしたね。短期放牧でも極端に体が緩まないあたりは、さすが大ベテラン。全体的にふっくらとしたかんじで、体高の高さもパンとしたトモも相変わらずでした。

トレセン密着

ウインバリアシオン


鞍上は今度こそ、岩田騎手のはず!オルフェーヴルもいないですし、今度こそ冠がとれるといいですね。

デジタルレシピ研究家。パソコン教師→競馬評論家に転身→IT業界にも復帰。競馬予想は卒業したが、現在も栗東トレセンでニュースやコラム中心の取材を続けている。“ねぇさん”と呼ばれる世話焼きが高じ、AFPを取得しお金の相談も受ける毎日。公式ブログ「ねぇブロ」(http://ameblo.jp/takako-hanaoka/)

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