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新馬戦も始まりますが、安田記念を

  • 2014年06月06日(金) 18時00分


◆近2走の上がりに注目

ダービーは見事なまでに見解と正反対の決着。
ここまで下手に予想をすれば、的中者、ならびにこの舞台を用意してくれた胴元に清々しく観戦料(ハズレ馬券)を払うことができます。

「ダービーは真裏の予想ができたんだから、真表のレースが来ればドンピシャで当たるだろう」と、フォームを変えずにノンビリ待つのも大事ですが「競馬全体の流れ」は日々変わります。(20年ぐらい競馬をやってない元マニアが、今年のダービーの上位馬を見たら驚くでしょうしね)その変化にスタンスを合わせて来年のダービーを迎えるつもりです。

「競馬の全体の流れ」といえば「2年前から古馬混合戦の開始時期が早まった」ことによって、馬券期待値が高い3歳馬のパターンも微妙に変化しました。
番組の変更によって「競馬の流れ」は変わるのだから当然ですね。
微妙に変わった「初夏に期待値が高い3歳馬のパターン」についてじっくり語りたいところ。そして血統だけで勝てる今週の新馬戦についても語りたい…のですが、G1週ですから、安田記念に話題を移りましょう。

先週は「皐月賞で上がり最速を出した馬は毎年のように人気で消える」というデータを出しましたが、該当馬のワンアンドオンリーに見事に勝たれてしまいました。
それでも懲りずに、安田記念も「上がり順位」にまずは注目しましょう。

安田記念は「前走上がり2位以内」か「近2走で上がり1位」のパターンに該当する馬が毎年のように馬券になっています。

昨年も、該当する馬3頭がそのまま1-3着を独占。1着のロードカナロアは前走上がり1位。2着ショウナンマイティも前走上がり1位。そして12人気で3着のダノンシャークも2走前が上がり最速でした。
2012年も前走上がり2位のストロングリターンが1着,前走上がり2位のグランプリボスが13番人気2着。
2011年は前走上がり1位のストロングリターンが5番人気2着,前走上がり1位のスマイルジャックが3着。
2010年は前走上がり2位のショウワモダンが8番人気1着,2走前上がり1位のスマイルジャックが5番人気3着。
2009年は前走上がり1位のウオッカが1着,2走前上がり1位のディープスカイが2着,前走上がり2位のファリダットが10番人気3着で1-3着独占。

先のパターンの該当馬の成績は、過去5年で複勝率46%,複勝回収率173%と大幅なプラス収支です。

今年の該当馬は、グランデッツァ(前走上がり2位)サダムパテック(前走上がり最速)ジャスタウェイ(2走前上がり最速)トーセンラー(前走上がり最速)フィエロ(2走前上がり最速)が該当馬です。
(のはずです、見間違えがあるかもしれません。念のため、上がり順位をすべて無料で見られる亀谷ホームページでご確認下さい)

なかでも注目はフィエロです。父はディープインパクト。そして母父はディンヒル。
ディンヒルは古くからこのレースに相性が良く、99年はツクバシンフォニーが10人気ながら大健闘の4着。2000年はフェアリーキングプローンが10人気で1着。2001年はブレイクタイムが15人気で2着。

また、昨年の安田記念は母系にノーザンダンサーとリボーを持つ馬が1、2着。ディンヒルもノーザンダンサー系とリボー系の配合馬。ディンヒルが当レースに相性が良いのはリボーとノーザンの配合だから。ともいえるでしょう。重い馬場も歓迎の血統です。

重い芝が歓迎の血統をもう1頭上げるならホエールキャプチャ。ピンクカメオ、エイシンデピュティは雨馬場でG1を優勝したヴァイスリージェント系。母系に持つナシュワンはイギリス二冠馬で欧州の重い芝では一流血統。

先週のダービーは「ディープインパクト」と「上がりタイム」に注目したせいで惨敗しましたが、同じフォームで取り返せるかも。と淡い期待を抱いています。
最終予想、新馬、3歳馬の注目パターンは亀谷ホームページで。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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