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抜けた実績の馬がおらず波乱含み!! CBC賞(GIII)

  • 2014年06月30日(月) 18時00分


 連覇を達成したマジンプロスパーなど、毎年スプリント界の一線級が出走するレースだが、今年はそういった馬がおらず、実力が拮抗している印象。ハンデ戦でもあるので波乱要素は多く、高配当が期待されるところ。出走を予定している主な有力馬は次の通り。

 エピセアローム(牝5、栗東・石坂正厩舎)はここでは実績上位。2012年のセントウルSではロードカナロアを破っている。一時期はスランプに陥ったが、ここ3走は成績が安定しており、何かのきっかけで復活してもおかしくない。それがこの場面になるか。

 ルナフォンターナ(牝5、栗東・池江泰寿厩舎)はここにきて3連勝と勢い十分。以前は好位から押し切るスタイルだったが、2走前から差して結果を出している。勢いではこの馬が一番だし、ここは上位争いが期待される場面。

 ベルカント(牝3、栗東・角田晃一厩舎)はファンタジーS、フィリーズレビューと重賞2勝。今回は桜花賞以来のレースとなるが、短距離での安定度は抜群で、ここは古馬が相手でもむしろ胸を貸す場面。

 その他、ここ3走結果が出ていないがスプリントGI3着の実績があるマヤノリュウジン(牡7、栗東・庄野靖志厩舎)、前走1200m戦で鋭い末脚を見せたリアルヴィーナス(牝3、栗東・安達昭夫厩舎)、ムラはあるが能力も高いスギノエンデバー(牡6、栗東・浅見秀一厩舎)、開幕週でそれほどタフな馬場にならなければ台頭するニンジャ(牡5、栗東・宮徹厩舎)辺りも十分に馬券圏内。発走は15時35分。

【データ分析/6〜7月中京・ハンデ戦過去6回)】
人気…1人気は[1-0-1-4]複勝率で見ると33.3%だが、連対率16.7%は期待に応えているとは言い難い。2人気は[1-3-0-2]連対率66.7%と高い。他には4、5、7、12人気が複勝率33.3%となっている。

斤量…成績がよいのは57.5キロ以上の[2-1-2-6]。2006〜2007年は[0-0-1-5]と結果を出せていなかったが、近2年は[2-1-1-1]と逆に結果を残している。他には55キロの[3-1-2-14]連対率20.0%、複勝率30.0%が高い。

脚質…4角先頭は[0-1-0-5]と昨年のハクサンムーンだけしか馬券になっていない。その逃げ馬を見る位置の2〜3番手が[5-3-0-13]勝率23.8%、連対率38.1%と高い。10番手以下は[1-1-2-38]と後方からの組は苦戦か。

◆エピセアローム
・陣営コメント/桑村調教助手
「前走(阪神牝馬S4着)の後は放牧を挟んでここを目標に帰厩。順調に乗り込んでいます。落ち着きもありますし、1週前追い切りの動きはさすがと思わせるスピード感でした。左回りも特に心配はしていませんし、やはり1200mは常に差のない競馬ができる舞台です。力を出してほしいですね」

・一週前調教診断/井内利彰
 2012年セントウルSから、重賞勝ちは遠ざかっており、オパールS1着、淀短距離S2着と、京都芝1200mでの実績しかないというのが、今の現状。近2走使っている芝1400mでは善戦するも掲示板に載るのがやっと。どうしても決め手に乏しい印象が否めない。
 今回の調整だが

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