◆主流の適性が要求され難い福島芝1800m
今年もベタな「ノーザンダンサー狙い」の季節がやって参りました。
福島芝は「ニジンスキー系」は、優秀な期待値ですが、さらに大雑把な「ノーザンダンサー系」でも高い期待値を示します。
特に芝1800mの父ノーザンダンサー系は単勝回収率310%。複勝回収率125%。当条件で行われるラジオNIKKEI杯も、昨年は父ノーザンダンサー系のカシノピカチュウが14人気で2着。2012年もノーザンダンサー系のオペラダンシングが16人気で3着。
ノーザンダンサー系という大きな括りでも高い期待値を示すのは、日本の芝中距離は、父ノーザンダンサー系でも少数派になってしまうため。
しかし、福島芝1800mは主流の適性が要求され難くなるため、ノーザンダンサー系の期待値が上昇するのです。
ちなみに、中山芝1800mで行われるラジオNIKKEI賞も、昨年は父ノーザンダンサー系の出走は2頭だけ。いずれも人気より走って5着以内に。2012年は4頭の出走で2頭が5着以内に走りました。
今年のラジオNIKKEI賞に出走する父ノーザンダンサー系はトシザキミとベストドリームの2頭。やはり少数派です。
なおベストドリームは母父ロベルト系。昨年はロベルト系の血を持つ馬が1、2着。
当コースではアポインテッドデイがのべ7頭出走。複勝率100%と驚異的な成績を収めていますが、同種牡馬もサンデーの血を持たないロベルト系種牡馬。サンデー系よりもロベルト、ノーザンダンサーの血が才能を発揮しやすい特殊コースだからこそ発生する現象です。
なんて話はベタだと思ってるのですが、まだまだ定着しているわけではないから、期待値が高いのですね。