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お約束のノーザンダンサー系狙い

  • 2014年07月04日(金) 18時00分


◆主流の適性が要求され難い福島芝1800m

今年もベタな「ノーザンダンサー狙い」の季節がやって参りました。
福島芝は「ニジンスキー系」は、優秀な期待値ですが、さらに大雑把な「ノーザンダンサー系」でも高い期待値を示します。

特に芝1800mの父ノーザンダンサー系は単勝回収率310%。複勝回収率125%。当条件で行われるラジオNIKKEI杯も、昨年は父ノーザンダンサー系のカシノピカチュウが14人気で2着。2012年もノーザンダンサー系のオペラダンシングが16人気で3着。

ノーザンダンサー系という大きな括りでも高い期待値を示すのは、日本の芝中距離は、父ノーザンダンサー系でも少数派になってしまうため。
しかし、福島芝1800mは主流の適性が要求され難くなるため、ノーザンダンサー系の期待値が上昇するのです。

ちなみに、中山芝1800mで行われるラジオNIKKEI賞も、昨年は父ノーザンダンサー系の出走は2頭だけ。いずれも人気より走って5着以内に。2012年は4頭の出走で2頭が5着以内に走りました。

今年のラジオNIKKEI賞に出走する父ノーザンダンサー系はトシザキミとベストドリームの2頭。やはり少数派です。

なおベストドリームは母父ロベルト系。昨年はロベルト系の血を持つ馬が1、2着。

当コースではアポインテッドデイがのべ7頭出走。複勝率100%と驚異的な成績を収めていますが、同種牡馬もサンデーの血を持たないロベルト系種牡馬。サンデー系よりもロベルト、ノーザンダンサーの血が才能を発揮しやすい特殊コースだからこそ発生する現象です。

なんて話はベタだと思ってるのですが、まだまだ定着しているわけではないから、期待値が高いのですね。

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血統馬券予想理論『血統ビーム』の提唱者で、『ブラッドバイアス』『大系統』『小系統』などの血統予想用語、概念の作者。血統ビームの革新性は20世紀末の競馬予想界に衝撃を与え、現在は競馬ファン、競馬評論家に多大な影響を与え続けている。また『競馬予想TV!』『競馬血統研究所』(ともにCS放送フジテレビONE)に出演するなど活躍中。Twitterはコチラ。
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