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ジャパンダートダービー

  • 2014年07月08日(火) 18時00分
 中央勢はダートオープン勝ちや古馬1000万特別勝ちの馬がいるものの、これといって抜けた馬がなく、ハッピースプリントに南関東三冠制覇の舞台が整ったと見てよさそうだ。

 あらためてレースぶりに触れる必要もないだろうが、ハッピースプリントの大井での3戦は、いずれも好位につけて直線抜け出し、他馬を寄せつけずというもの。もはや南関東では次元の違う強さ。東京ダービーの勝ちタイムは2分5秒9で、2000mに距離が変更となった1999年以降で2分5秒台は、アジュディミツオー、シーチャリオット、アンパサンドと3回。アンパサンドはその後1勝しか挙げられなかったが、そのアンパサンドの勝った東京ダービーでクビ差2着がフリオーソだった。

 ハッピースプリントは羽田盃後の反動が大きく、東京ダービーは6分程度のデキだったというから、そこから上積みがあることを考えれば、例年のジャパンダートダービーの勝ち馬と同じかそれ以上の水準にはありそう。ほぼ理想どおりの真ん中より外目の9番枠。5番メイショウパワーズ、6番ノースショアビーチ、7番エスティドゥーラと真ん中に前に行く馬が固まって、その直後の外目から、これまでの大井での3戦と同じようなレース運びができそう。

 中央勢6頭のうち、マキャヴィティだけはやや落ちる印象だが、そのほか5頭の比較は難しい。おそらく力的にそれほど差はないのではないか。そんななかで相手筆頭はランウェイワルツ。兵庫チャンピオンシップでは3コーナーからのまくりで直線一旦は先頭に立って勝ったかと思ったが、エキマエに差し返されての2着。エキマエはダート4勝で、日本ダービーに出走せずここに来ていればおそらく2番人気になったのではないかという実力馬。3着のエスメラルディーナは、その後に関東オークスを圧勝。ランウェイワルツにも相応の力があるのは間違いない。2走前の伏竜Sは、4コーナーでほとんど最後方という位置から一気の追い込みを決めた。同じ右回りで直線が長い大井コースはこの馬に合うのではないか。しかも鞍上は戸崎騎手だ。

 カゼノコは芝では勝ちきれなかったものの、ダートで力を発揮し、特に野中賢二厩舎に移籍後はダート3戦3勝。この馬の前走鳳雛Sもやはり直線一気。ダートでは右回りの京都・阪神1800mのみを使われてきたという適性的にも評価できる。

 フィールザスマートはユニコーンSを除外になり、同日の古馬1000万下、青梅特別に出走して勝利。ユニコーンSと同じダート1600mで、勝ちタイムの1分36秒3は、仮にユニコーンSに出走していれば2着のタイム。青梅特別は差のない3、4着馬もユニコーンS除外組で、アジアエクスプレスが凡走したユニコーンSより、青梅特別のほうがレースのレベルは高かったのではないか。

 青竜Sを制してダート4戦3勝のノースショアビーチ、ユニコーンSは失速したものの端午Sを勝っているメイショウパワーズらも差はない。ケージーキンカメは地方での6連勝がいずれも2着に1秒以上の差をつける楽勝。二桁着順続きだった中央時とは馬が変わっているのではないかという期待で印を回した。

◎ハッピースプリント
◯ランウェイワルツ
▲カゼノコ
△フィールザスマート
△ノースショアビーチ
△メイショウパワーズ
△ケージーキンカメ

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1964年生まれ。グリーンチャンネル『地・中・海ケイバモード』解説。NAR公式サイト『ウェブハロン』、『優駿』、『週刊競馬ブック』等で記事を執筆。ドバイ、ブリーダーズC、シンガポール、香港などの国際レースにも毎年足を運ぶ。

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