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新潟マイルの「特殊性」とは〜大石川大二郎/関屋記念

  • 2014年08月11日(月) 18時00分



「なぜジャスタウェイは去年勝てなかったのか?」がヒント

 関屋記念といえば昨年2着のジャスタウェイ。
 いわば出世街道のスタート地点で、このレースをきっかけに、続く毎日王冠でも2着すると天皇賞・秋では初のGI制覇を成し遂げる。その後はご存じのとおりトントン拍子でドバイデューティーフリーと安田記念まで勝って押しも押されぬスターホースの仲間入りを果たした。

 しかし、関屋記念以降で対戦したメンバーのレベルを考えると「なぜジャスタウェイはあの関屋記念で勝てなかったのか?」という素朴な疑問さえ湧いてくる。あれは取りこぼしだったのか、それともたまたまだったのか。それとも何か気が付いていない理由があったのか。実はそこら辺に関屋記念を解くカギが隠れているのではないだろうか。

 まずは昨年のレース検証から簡単にしてみよう。

 前走のエプソムCで2着していたこともあって1番人気に推されたジャスタウェイ。一方、当該レース1着となるレッドスパーダは4番人気だった。最内枠からポンとスタートしたレッドスパーダに対し、外枠で若干の出負けをするジャスタウェイ。澱みない流れでレースは進み、終始逃げ馬を睨みながら2番手に位置するレッドスパーダ。それとは逆にジャスタウェイは4コーナーを回ってからようやくエンジンがかかって直線で追い込むも、ゴール前はようやく2着を死守するという形でレースを終える。着差は1馬身4分の1。勝ち馬のタイムは1分32秒5であった。

 レース後、ジャスタウェイが負けた理由として

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No.1予想家(丹下日出夫、井内利彰、山崎エリカ、大石川大二郎、古澤秀和)が週替わりで重賞レースの展望を披露。思わぬ激走馬や消し馬など、馬券のヒントが盛りだくさん!

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